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当たり前のことを、さりげなく。『日本人にしかできない「気づかい」の習慣』

Manabu Kuramoto

2015/03/03(最終更新日:2015/03/03)


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当たり前のことを、さりげなく。『日本人にしかできない「気づかい」の習慣』 1番目の画像
出典:pixabay.com

 話し方や接し方、仕草など、些細なところからも現れてくるのが「気づかい」。ではその気づかいの心は、どのような想いから生まれてくるのでしょうか?

 今回は、老舗料亭で「心」を習い、三越で「スキル」を極め、ディズニーで「仕組み」を知った上田比呂志氏の著書『日本人にしかできない「気づかい」の習慣』の一部から、日本人の「和」の心に触れていきたいと思います。

日本人だけが持つ「気づかいの感性」

相手を大切にする。和を大切にする。四季を大切にする。そんな感性から生まれる人への細やかな配慮や繊細な所作こそ、日本人にしかできない気づかいです。

出典: 上田比呂志(2011)『日本人にしかできない「気づかい」の習慣』

 例えば、他人が脱いだ履物を揃えるなど、気づかいはどんな些細なことでも成立します。しかし、意識が自分だけにしか向いてなければ、その些細なこともできません。

 気づかいとはつまり、「心を込めて、相手が望むことをすること」。これは日本人にしかできないことであると著者は述べます。

アンテナを立てて、周りの人を観察しよう

気づかいというのは、(中略)日々の姿勢から生まれる「大人の嗜み」なのです。

出典:上田比呂志(2011)『日本人にしかできない「気づかい」の習慣』

 気づかいに必要なもの、それは「感性」。簡単に言うと「物事の感じ方」です。感性は誰もが持っているものなので、問題はそれを高める方法になります。

 例えば、気づかいが上手になりたいなら、それができる人をよく観察してみます。すると、相づちの取り方が上手かったり、話題の広げ方が絶妙だったりなど、自分とはちょっと違うところがあるはず。また、その逆もしかりです。

 アンテナの立て方ひとつで、ものの見方はガラッと変えることができます。気づかいのアンテナを立たせ、相手の立場に立つことで、小さくとも立派な気づかいができるようになるでしょう。

 相手が何を望んでいるのかを汲み取る日本人の「気づかい」。今よりも日常生活を意識して送ることで、大人の嗜みとして身に付けることができそうです。『日本人にしかできない「気づかい」の習慣』、さらに知りたいと感じた方は一度お手に取ってみては?



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