話し方や接し方、仕草など、些細なところからも現れてくるのが「気づかい」。ではその気づかいの心は、どのような想いから生まれてくるのでしょうか?
今回は、老舗料亭で「心」を習い、三越で「スキル」を極め、ディズニーで「仕組み」を知った上田比呂志氏の著書『日本人にしかできない「気づかい」の習慣』の一部から、日本人の「和」の心に触れていきたいと思います。
日本人だけが持つ「気づかいの感性」
例えば、他人が脱いだ履物を揃えるなど、気づかいはどんな些細なことでも成立します。しかし、意識が自分だけにしか向いてなければ、その些細なこともできません。
気づかいとはつまり、「心を込めて、相手が望むことをすること」。これは日本人にしかできないことであると著者は述べます。
アンテナを立てて、周りの人を観察しよう
気づかいに必要なもの、それは「感性」。簡単に言うと「物事の感じ方」です。感性は誰もが持っているものなので、問題はそれを高める方法になります。
例えば、気づかいが上手になりたいなら、それができる人をよく観察してみます。すると、相づちの取り方が上手かったり、話題の広げ方が絶妙だったりなど、自分とはちょっと違うところがあるはず。また、その逆もしかりです。
アンテナの立て方ひとつで、ものの見方はガラッと変えることができます。気づかいのアンテナを立たせ、相手の立場に立つことで、小さくとも立派な気づかいができるようになるでしょう。
相手が何を望んでいるのかを汲み取る日本人の「気づかい」。今よりも日常生活を意識して送ることで、大人の嗜みとして身に付けることができそうです。『日本人にしかできない「気づかい」の習慣』、さらに知りたいと感じた方は一度お手に取ってみては?
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