あなたの思い浮かべる理想のリーダー像とはどのようなものだろうか? 多くの人は外向的な性格、つまりコミュニケーション力に長け、チームで仕事をする人間を想像するだろう。こういった外向的なリーダーも確かに多いのだが、内向的で仕事を黙々とこなすリーダーも多く存在している。内向的な人も特性を生かすことでリーダーシップを発揮できるのだ。では、内向的な人が発揮するリーダーシップとはどのようなものなのだろうか?
感情的にならず、熟考して物事を考える
内向的な人はコミュニケーションが不得意だと思われがちだが、本当はそうではない。相手の話した内容と自分の持っている情報を整理し、ベストな選択肢を熟考しているのだ。外向的な人は情報発信を得意とするが、その反面、周囲からの誤解を受けることも少なくない。それに対して、相手の話をよく聞く内向的な人は、話をしっかりと受け止めることができる。人の話をよく聞き、その内容をしっかりと理解するという点では内向的な人の方がリーダーに向いていると言えるだろう。
他の人間を引き立てる働きをする
内向的な人間は、自分が注目を浴びることを好まない。そのため、周囲の人間を立てる傾向が強いといえるだろう。自分が発言しない分、人のアイディアをよく聞き、その実現のために努力するのだ。チームリーダーである自分が注目されることよりも、プレーヤーが注目されることを目指すのが内向的なリーダーの特長だ。
内向的なビジネスマンが理想のリーダーになるためには
このような特性がある内向的なリーダーだが、実際のところ内向的なビジネスマンがここで掲げた内向的なリーダーになるのは難しいのではないか、と思う人も多いだろう。内向的なリーダーが実力を発揮するためには、周囲とリーダー自身との相互理解が欠かせない。内向的だからこそ、しっかりとした信頼関係を結ぶことが重要だと言えるだろう。
一般的には外向的な人間がリーダーにふさわしいと思われているが、内向的だからこそ発揮できるリーダーシップもあるのだ。内向的だから自分はリーダーに向いていないという思考を捨て、自分らしいリーダー像を掲げてチームの成長に尽力することも重要だと言えるのではないだろうか。
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