注文から1時間以内に商品を届けるサービス「Amazon Prime Now」をマンハッタン全域にまで対応させるなど、ジェフ・ベゾス氏が掲げる「低価格」「迅速な配送」を着実に実現しつつあるAmazon。
また昨年にはドローンを活用し、注文してから30分以内に商品を届けるシステム「Amazon Prime Air」の実施を発表しました。今後の動向に注目が集まる中、ドローンの活用に関する新規制法案が米連邦航空局(FAA)から2月15日に発布されたようです。
「Amazon Prime Air」中止か?
米連邦航空局(FAA)の新規制法案によると、「55ポンド未満(25kg未満)の飛行物体は、操縦者および監視担当者の見渡せる場所、その範囲は双眼鏡などで確認できる範囲に限られる。また、直接的な関係者以外の頭上で飛ばしてはならない」とのこと。
「Amazon Prime Air」を実現するためには、さらなる法案改定が可能となるまで2年以上待つ必要があるそう。
イギリスやシンガポールで先行導入か
出典:www.facebook.com そこでAmazonは、「Amazon Prime Air」をアメリカ国外で実行する可能性を示唆しました。イギリスのBBCによると、「ドローンの飛行が認められているイギリスのケンブリッジにて研究開発チームの人員を拡大している」とのこと。
また、シンガポールの大手紙「TODAY」によると、シンガポールで数多くのレストランを展開する「The Timbre Group」が、2015年以内に一部の店舗で給仕作業をドローンに代行させると発表。
この計画が好評を呼べば、イギリスだけでなくシンガポールでも「Amazon Prime Air」を実行できるように。
消費者により早く短時間で商品を届けたいAmazon。今回の米連邦航空局(FAA)による新規制法案発表後の素早い対応は、まだまだ衰えないAmazonのビジネスへの意欲が感じられます。イギリスやシンガポールだけではなく、日本国内でも「Amazon Prime Air」が実行される日は近づいているのかもしれませんね。
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