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「雑用」と思っていては意味が無い。スキル向上の場として活用しよう

椿龍之介

2015/02/20(最終更新日:2015/02/20)


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 一般的に「雑用」というと「新入社員が仕事に慣れるための仕事」であったり「役に立たない仕事」というイメージがあるだろう。雑用を頼まれると「こんなことをするためにこの会社に入ったんじゃない!」と思う人も少なくない。しかし、雑用も仕事の一部として大切なことである。雑用を丁寧にこなすことでも仕事のスキルは大いに身につくのだ。

雑用こそ効率化を図る絶好のチャンス

 雑用の多くは、時間がかかり、骨が折れる作業ではないだろうか。そのような仕事こそ、時間を短縮するための工夫が隠されていることが多い。例えば、コピーを取る雑用を任されたとしよう。工夫をしないと、時間を浪費してしまう作業も、コピーの合間に次の資料の準備をしたり、あるいは用紙が切れそうな場合は次の用紙を印刷中に用意することで時間の短縮ができるだろう。

雑用で自分をアピールする

 雑用をするとき、多くの人はそれを単純作業と捉え、工夫をしない。効率化を図り、時間をなるべく短縮することや、丁寧に仕事を進めると、それだけでも周囲の人間と大きな差がつくのだ。「誰でもできる仕事」だからこそ、自分の工夫が伝わりやすい。雑用は、大きなアピールの場でもあるのだ。

プラス思考で雑用に取り組むことが重要

 雑用にマイナスイメージがある人は、まずは雑用に対してプラスのイメージを持つことが大切なのではないだろうか。つまらないと感じる雑用にも、気持ちを込めて効率化を図ることで、普遍的な作業時間の短縮方法や、仕事に対する考え方も身につくのだ。このことを良く考え雑用に取り組むだけでも、意識が変わるだろう。



 仕事への取り組み方や、効率化と丁寧さを身につける意味でも雑用は大切な仕事の一部である。「めんどくさい」と感じている雑用も、認識次第ではスキルアップやキャリアアップの場として認識できるのではないだろうか。

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