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【次なるビジネスの場は宇宙へ】民間宇宙ビジネスが活発化。「アストロプレナー」の時代到来か

ryoka

2015/03/13(最終更新日:2015/03/13)


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by NASA on The Commons

 多額の投資をもって国家レベルで行うイメージのある「宇宙事業」。しかし今、宇宙事業の世界で主役になっているのは、民間の「アストロプレナー」だ。なぜ多くの企業が宇宙ビジネスに取り組むのか。その背景にはどのような動きがあるのだろうか。

挑戦する「アストロプレナー」たち

期待集まるイーロン・マスクの「SpaceX」

 宇宙事業に取り組む「アストロプレナー」といえば、イーロン・マスクを挙げないわけにはいかないだろう。彼は、オンライン決済サービスを展開するPayPalや電気自動車を製造するテスラ・モーターズの創始者でありながら、世界を代表するアストロプレナーである。

 彼が手がけるのは「宇宙輸送事業」。再利用可能ロケットを製造し、低価格でクオリティの高い宇宙輸送の成功を目指している。

ホリエモンも宇宙を諦めない

 日本人に馴染み深い「アストロプレナー」といえば、「ホリエモン」こと堀江貴文氏ではないだろうか。

 ライブドア事件以前から宇宙旅行事業などに参入していたホリエモンは、今も宇宙事業を諦めない。2013年に企業と協力してロケットを打ち上げたことをはじめ、様々な場面で宇宙への野望を語り続ける。彼もまた、宇宙に行く価格を引き下げ、今よりも多くの人にとって、宇宙が「行くことが可能な場所」となることを実現しようと奔走している。

宇宙で活躍が期待される「宇宙企業」

 その他、様々な企業が宇宙での活躍を期待されている。

 商業用宇宙服を販売する「Orbital Outfitters」や、宇宙関連ビジネスコンテストで優勝を果たした「Altius Space Machines」、その他、ラスベガスのホテル王・ビゲロー・エアロスペースは宇宙ホテルを建設し、「宇宙のホテル王」を目指すとも語っている。

なぜ今、スタートアップは「宇宙」を選ぶのか

 では何故、「宇宙事業」に多くの起業家がチャレンジするのか。大きく分けると、その理由は二つだ。

技術の進歩による低コスト化が可能に

 なぜこれまで宇宙ビジネスへの障壁が高かったかといえば、まず挙げられるのはその「コストの高さ」だろう。しかし技術が進歩するにつれて、少し機能では劣りはするものの、これまで国家レベルでしか作り得なかったロケット等を低コストで制作することが出来るようになってきている。

 これまで莫大なコストが掛かり、一般の企業は挑戦してみることさえ困難だった宇宙ビジネスだが、状況は少しずつ変わり始めているのである。

投資家の積極投資

 低コスト化や技術の進歩を受けて、多くの投資家が宇宙ビジネスに参入していることにも注目したい。NASAと米国が10年前から行っている宇宙事業の商業化の動きも受け、大物投資家たちが次々と巨額の投資を宇宙ビジネスに行っている。巨額の投資を受けたスタートアップがそのスピード感と最先端の技術をもって宇宙技術の進歩に取り組んでいるのだ。

アストロプレナーが、身近な宇宙を連れてくる

 これまで遠い世界だった「宇宙ビジネス」。しかしそれはすでに過去の話となりつつある。沢山のアストロプレナーが、少し前までの夢だった世界を叶えようとしているからだ。

 アストロプレナーの活躍は、私たちにとっての宇宙を身近なものにするに違いない。「アストロプレナー」の成功伝説が聞こえてくるようになる日が今から待ち遠しい。


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