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なぜ、優秀なプレイヤーがリーダーになると評価を落とす? 脳機能を低下させる「働きすぎ」の弊害

Rio

2018/09/11(最終更新日:2018/09/11)


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 一般的に、リーダーというと仕事が出来る人というイメージがあるだろう。実際、日本企業では仕事で実績を上げた人が、リーダーになる場合が多い。

 しかし、どんなに仕事が出来る人でもリーダーになった途端に評価を落とす人もいる。こういった人はひょっとしたら、働き過ぎてリーダーに向かなくなってしまったのかもしれない。これは一体どういうことなのだろうか?

現代人の脳機能は偏っている

 分析心理学を生み出したスイスの心理学者ユングは、人間の脳には元々「思考」「直感」「感情」「感覚」の四つの機能が備わっていると提唱している。

 狩猟を行っていた時代は、厳しい狩猟生活を生き抜くために、この四つの機能をフル活用する必要があった。獲物を取るために、思考を巡らせ人と協力する感情を持ち、直感と感覚で獲物を仕留めていたのである。

 しかし、現代では生命が危険にさらされる場面が少なくなり、使う脳機能と使わない脳機能が出てきてしまったのだ。結果的に、頻繁に使う脳機能はどんどん鍛えられていく一方で、使わない脳機能は衰えてしまうこととなった。

仕事によって偏る脳機能

 このような脳機能の偏りは、仕事が出来る人がリーダーになった途端に評価を落とすことに大きく関係している。

 仕事が出来る人の多くは思考力が高く、何かを考えることが得意だ。現代の日本人の多くが関わっている仕事は、主に思考力を必要とする仕事であるため、思考力の高い人はプレイヤーとして非常に優秀である。

 しかし、リーダーになると思考力に加え、メンバーの得意分野や性格を見抜いたり、メンバーを気遣ったりする直感や感情、感覚といった脳機能も必要になる。

 リーダーになった途端に評価を落とす人は、これらの脳機能を普段使っていないため、メンバーと上手くコミュニケーションが取れず、結果的にリーダーとして実績を残せないのである。

 反対に、この四つの脳機能をバランスよく使うことで、優れたリーダーになれるということだ。

脳機能をバランスよく使うためには

 では、どうすれば脳機能をバランスよく使うことができるのだろうか?

 まず、脳には四つの機能があると意識することが大切だ。これにより、自分が今どの脳機能を使っているのかがわかるようになる。

 毎日仕事で、思考ばかり使っていると感じたら、感覚を鍛えるためにプライベートの時間を使い、家族や友人と積極的にコミュニケーションを取ることも大切だ。

 このように、仕事で使う脳機能以外は、仕事でないことをすることによって鍛えられる。大切なのは仕事とプライベートのワークバランスを上手に取ることである。

 仕事ばかりをすることは身体だけでなく、脳機能にも影響を及ぼすことがお分かりいただけただろう。プレイヤーとしても、リーダーとしてもより良い仕事がしたいと思うなら、仕事ばかりでなく、仕事以外のことをして脳機能をバランスよく鍛えてみてはいかが?


「頑張りすぎて疲れた」という人が考えるべき次のステップ

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 心身の極度の疲労によって、燃え尽きたように意欲を失ってしまう「燃え尽き症候群」。

 「頑張りすぎて疲れた……」と思っている人は、燃え尽き症候群になっている可能性が大いにある。

 燃え尽き症候群から脱却するためには、一度仕事を長期的に休んでしっかりと休養をとり、休みから復帰しても仕事はほどほどにすることが重要だ。

 もし、今の職場ではワークライフバランスを重視した働き方が実現できない、長期的な休みを取るのが難しいという場合は、転職を考えてみることをオススメしたい。

 とはいえ、一人で行う転職活動に不安を感じる人も多いだろう。そんな人には「転職エージェント」をオススメしたい。

平日の仕事が忙しくも転職できる「リクルートエージェント」

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 大手企業への転職やワークライフバランスを重視した働き方ができる企業への転職を目指す人には、転職エージェント「リクルートエージェント」がおすすめだ。

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