ビジネスでもプライベートでも、大きな武器となるのが広い人脈。しかし、ただ広げればよいというわけでもないですよね? 真に重要となるのが、その人脈の質。
人脈と言えば、世界有数の経済誌である『フォーブス』誌で「世界で最も広い人脈の持ち主」と評されたキース・フェラッジ氏。彼は自身の著書『一生モノの人脈力』で、「本当のネットワークづくりとは、他人を成功に導く手段を探すこと、自分が得た以上のものを与えようと懸命につとめることなのだ」と述べています。
今回は彼の著書から、彼自身が人脈づくりにおいて影響を受けたエピソードと人脈の広げ方のヒントに触れていきます。
著者、父から学んだ三輪車の教訓
ある時、通りすがりの家の前に壊れた三輪車が捨ててあるのを見つけました。父親は
その三輪車を拾い、その家のドアをノックし言いました。「お宅のごみ置き場にこの三輪車が捨ててあったんですが、頂いても構わないですか? 直して息子に使わせたいのですが」と。
相手の見知らぬ女性も、「こんな壊れた三輪車が誰かの役に立つなんて」と喜び、
さらに「よろしければ自転車もありますよ。捨てるには惜しくてとってあったんです」と自転車もくれました。
父親は、勇気を出してものを尋ねるのは一つの才能であり、時には相手への親切にさえつながることを教えてくれた。「最悪ノーと言われるだけではないか」
人脈づくりのヒント
意識しなくても自然に人脈づくりができる人はほとんどいません。三輪車の教訓にあったように、拒絶を恐れず、新たな出会いを求めることが人脈づくりでは重要です。そこで、信頼できる人間関係の輪を広げていくヒントをご紹介します。
夢中なことを共有する
人間関係を築くには、まず相手と共通の話題を見つけること。仕事上の関心や個人的な趣味など、自身が夢中になれる話題が人をつなぐ接着剤になります。ビジネスでは、自分の興味のある分野について熱く語ることが大切です。
大切なのは、相手と過ごす時間の質。会う回数ではなく、その人と一緒に何をするかを重視しましょう。
フォローアップは成功のカギ
相手に強い印象を残したいときは、その人の周りの誰よりも気の利いたフォローアップを試みます。そこでは、相手にして欲しいことではなく、相手のためにしてあげられることを強調するのが大切です。以下にフォローアップの例を紹介します。
著者が小さい頃に得た「三輪車の教訓」。皆さんも人脈づくりで不安を覚えた際、ふと思い出してみると何かが変わるかも。『一生モノの人脈力』を得たいと思った方は、実際の本の内容も確認してみてはいかがでしょうか?
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