ワインを楽しむには美味しい料理の存在はもちろん、双方の相性も必要不可欠。赤ワインには肉料理、白ワインには魚料理を合わせると相性がいいというのは、ワインを飲む上での常識にもなっているほど。
しかし、この相性のメカニズムを知っている人は決して多くない。ワインに合う料理のメカニズムを知れば、食事がもっと楽しくなるはずだ。
そこで活躍するのが、様々な食べ物・飲み物を5種類の味(酸味・塩味・苦味・旨味・甘味)に分類、数値化できる「味覚センサー」。ここでは、味覚センサーを用いたワインと相性抜群な料理の組み合わせを紹介。
赤ワインの苦味には、料理で旨味と甘味をプラスしてバランスよく
出典:aissy.co.jp 味覚センサーによる分析によると、赤ワインの特徴は「苦味」。赤ワインには渋みを感じさせるタンニンが多く含まれており、これが味に深みを与える。
強い苦味のある赤ワインには、負けず劣らず濃厚な味わいの料理がぴったり。料理で旨味と甘味をプラスすれば、赤ワインの苦味と絶妙なバランスが生まれ、相互作用でより美味しく感じられる。そのため、赤ワインと肉料理は抜群な組み合わせなのだ。
苦味・酸味・甘味のある白ワインには、旨味と塩味のある料理を
出典:aissy.co.jp 赤ワインに比べ、爽やかな飲み心地の白ワインは、「苦味」「酸味」「甘味」が特徴的。赤ワインほど主張する要素もないため、料理も淡白なものを合わせると美味しい。
白身魚のカルパッチョのような料理はあっさりとした旨味と塩味があり、白ワインとの相性がとても良い。かえってステーキのような濃い味の料理だと、白ワインの味わいを邪魔してしまうので注意が必要。
グルメの常識となっているワインと料理の組み合わせも、そのメカニズムを知ると意外とおもしろい。ぜひワインと料理の特徴を押さえて、食事をもっと楽しんでほしい。
AISSY株式会社【AISSY-味分析、味覚分析/味センサ、味覚センサ、味覚センサー】
味分析、味覚分析のおいしさ研究 味センサ・味覚センサ・味覚センサーのAISSY株式会社、慶大発ベンチャー
<この記事はAISSY社「味博士の研究所」の記事を元に編集して掲載しています>
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