日本最大のショッピングモール「楽天市場」を中心に海外進出を続ける楽天。アメリカやイギリスを初めとした欧米諸国はもちろんのこと、最近ではタイやインドネシア、マレーシアを中心とした東南アジア諸国進出にも着手し、海外進出に余念がありません。
一方で、中国に進出して失敗したという苦い経験を持つ楽天。そんな失敗を払拭すべく、「楽天カード」を台湾に進出させたようです。
台湾に「楽天カード」が上陸
近年、台湾のEC市場は急激に成長しており、2015年には3.7兆円規模になる予定。成長率は17% から25%と数年間で日本の市場規模の4分の1に。
この急速に成長する台湾市場でロイヤルティを高めるために、日本ではおなじみの「楽天カード」を海外で初めて導入することにしたそう。台湾では成人1人につき約3.2枚のクレジットカードを保有していると言われており、日本と同様に、楽天スーパーポイントを軸とした利便性の高いサービスをユーザーに提供できるようにするとのこと。
楽天の目標は「海外事業比率50%」
楽天が掲げるグローバル戦略のひとつに「楽天市場」の海外事業率を50%に拡大するという目標がありますが、2014年現在海外事業比率は16%にしか達しておらず、まだまだ日本市場への依存が続いている状態。
この目標を達成するためにも、今回海外初となる「楽天カード」進出に着手したそうです。楽天の本格的な海外進出を後押しするサービスになるのか注目していきましょう。
海外進出に本腰を入れてきた楽天。今回の台湾での楽天カード導入が、中国での苦い経験を払拭し、次なる海外進出の一手となることを期待したいですね。
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