3Dプリンターの流行により、3次元の物体をスキャンする3Dスキャナーの人気は格段に向上しました。現存の3Dスキャナーは、どれも性能が高く使いやすいものが多いのですが、いかんせん高価なものが多く、家庭で使うには値段がネックになりがち。
今回は、そんな値段の壁を乗り越えた、家庭でも使いやすい3Dスキャナー「ATLAS 3D」を紹介します。
「DIYで組み立てる」3Dスキャナー
出典:www.kickstarter.com 「ATLAS 3D」の価格は$200ほど(Kickstarterの出資可能額)であり、現在出回っている3Dスキャナーの半額以下で購入することができます。なぜ、こんなにも安価にすることが可能なのでしょうか?
それは、全てユーザーが自作する、いわゆる「DIYキット」だから。「ATLAS 3D」のキットでは「Raspberry Pi」が基盤に使われており、拡張用のキットなどが付随します。
内部のキットと外部のパーツを組み合わせることで自分だけの3Dスキャナーを組み立てることが可能で、ある程度組み込みができる人なら付随パーツ以外のパーツを自分で用意して改造することも、容易に可能です。
また、「Raspberry Pi」は他の組み込み機器と違い、初心者の人にも取っ掛かりやすいので、組み込みをやったことないという人でも簡単に組み立てることができるでしょう。
今まで、高価な物で一般家庭では手が届きそうに無かった3Dスキャナー。そんな常識を打ち破るDIYの3Dスキャナーという発想は非常に面白いもの。今後、このような技術系のモノでもDIYがトレンドとなるのかもしれませんね。
ATLAS 3D - The 3D Scanner You Print and Build Yourself!
ATLAS 3D is a 3D printable laser scanner kit based on the Raspberry Pi.
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