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自分を省みることが成長の第一歩。仕事ができる人が一日の終わりに行なっている「内省」とは?

a.s

2015/02/27(最終更新日:2015/02/27)


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出典:pixabay.com

 仕事から帰宅したら、疲れきってすぐに寝てしまう人も多いだろう。仕事の疲れを癒すのは、次の日によいコンディションで仕事に取り組むために大切なことだ。しかし、仕事ができる人は、寝る前にある一手間を加えている。それが「内省」だ。

「内省」とは何か、「反省」との違いは

 「内省」という言葉自体は一度は耳にしたことがあるだろう。しかし、「反省」との違いや内省の方法を理解し、実践している人は少ないのではないだろうか。

 「反省」とは、自分が犯した過ちやミスを振り返り、原因を究明して改善することを目的としている。そのため、基本的には失敗をした時に行なわれるものだ。

 一方で、「内省」とは普段の自分の行いを振り返り、自分自身について考えることを指す。反省とは異なり、ミスや失敗、よくない行動に関してはもちろんのこと、よい行動も内省の対象となる。

 内省では、起こった状況に対して自分はどのように感じ、行動・発言したのか、その理由などを考える。これにより、より深く自分の考え方の特徴や傾向を知ることができる。

内省すると、仕事ができる?

 では、なぜ仕事ができる人は「内省」をするのだろうか。それには大きく二つの理由が考えられる。

自分の傾向を知ることで、自分をコントロールできるようになる

 内省で自分自身の行動を振り返り考えることで、自分の傾向や特徴が掴めるはずだ。例えば、「衝動的に行動してしまう傾向がある」「他人のちょっとした言動がひどく気になってしまう」など。それら気がついたら、ビジネスシーンで自分がよくない傾向の言動をとらないよう、コントロールすることができる。

仕事に対する問題意識と目的意識を持つことができる

 仕事において「あの時どうすべきだったのか」を考えることで、おのずと仕事に対する問題意識や目的意識を持つようになる。すると、その後の仕事に対して「仕事の意義や目的」を意識し、質の高い仕事ができるようになる。

内省する方法

 それでは、実際に内省するには、どのように何を考えればよいだろうか。具体的には、以下のことを順を追って考えるとよいだろう。


①その日一日何があったか
②それに対して自分は何を感じたか、それはなぜか
③それに対して自分はどのような対応をとったか、それはなぜか
④その時にすべきだったこと、すべきでなかったことはなにか、それはなぜか
⑤それができたか、できなかったか、それはなぜか


また、上記の事柄はノートに書いたり、誰かと話しながら考えるとよいだろう。


 今日の自分よりも、明日少し前に進むことが成長だとしたら、まず最初にすべきは今日の自分を知ること。そのために、一日の最後に内省するのは大切なことだ。少しでも前に進むために、まずは自分を振り返る内省から始めてみてはいかがだろうか。

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