クライアントやパートナーの専門知識や業界知識など、仕事の関係上で急に専門知識を身に着けることが求められることもあるはず。そのような時はまず書店へ走り、分厚い専門書を1冊購入してじっくり読む人も多いのでは?
1冊をじっくり、よりも10冊を流し読み!
専門書は普段の生活とは接点が少なく、初めて読む人には難しいもの。ただでさえ初めて見る用語も多くて、専門書の説明が不親切なものであれば尚更。しかし、それで諦めてしまったり、予想以上に理解するのに時間がかかった挙句、全体を把握できなかったりしては本末転倒だ。
そこでおススメな専門分野の勉強方法は、その分野の入門書を10冊流し読みすることだ。
10冊の入門書を流し読みした方が良い理由
一般的には、流し読みをすると何冊読んでも知識は定着しないと思われがちだ。しかし、実は多くの量を流し読みした方が効率的に重要な知識から身に着けられる。その理由は4つある。
専門書にも分かりやすいものと分かりにくいものがある
同じ物事でも、著者が違えば説明の仕方も異なる。また、筆者によっては説明が得意な分野と苦手な分野も異なるだろう。多くの本を流し読みすれば、各々の本の欠点を補い合うことができるため効果的だ。その結果、より効率よく知識を身に着けることができる。
全体像を把握できる
専門分野を勉強しようと意気込みすぎると、目の前の細部の情報にこだわり、最後の方にならないと全体像を把握できないことが多々ある。それでは、自分がその時に何を学んでいるのか把握できず、知識の定着も難しくなるだろう。多くの専門書を流し読みすることで、その分野の全体像を把握でき、どの知識や情報が重要か、また知識同士のつながりを理解することができる。
重要な知識が何か分かる
10冊を流し読みしていると、よく出てくる単語や、よく出てくる問題などが分かる。多くの書籍で扱われているほど、その分野で大切な知識であり、逆に1冊でしか取り扱われていないものは、その分野の枝葉であることが分かる。幹となる部分が何か分かったら、それを一段階掘り下げて解説している本を探し、知識を深めていけばより深くその分野を理解することができるだろう。
多角的な視点で深い知識を身に着けられる
同じことについて書いていても、著者の数だけ見方がある。様々な角度から物事を見ることで、より深い知識を身に付けることができる。
多くの人は、分からないところがあったら立ち止まったり、何度も説明文を読み返したりすることで理解しようとする。それは物事を理解する上で重要な手法ではあるが、絶対ではない。他にそれをフォローできるような本があるのであれば、そちらを読んだ方が時間を有効に使える。何か専門知識を急に必要とされた時、試してみてはいかが?
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