他人からどう見られているか気になってしまうこと、ありませんか? 一度他人の視線や発言が気になりだしてしまうと、どんどん不安は増幅してしまうことに。下手をすると自己嫌悪に陥る恐れもあります。
そんな悩みにアプローチできる本として『「他人からどう思われているか」気になったとき読む本』を見つけました。ここでは、人目が気になって仕方がないという気持ちへの向き合い方をお伝えします。
自身の価値観を広げ、相手の価値観を包含する
冷たい人・上から目線の人など、付き合いたくないと思うような人は誰にでもいるもの。しかし、そんな人たちの目すらも気になるのであれば、それはどこかで「認められたい」と思っているから。
そんな思いを抱えてしまったままだと、相手の価値観に合わせようとして自由に行動できず、辛くなっていきます。この束縛から自由になるためには、「あなたを認めない」という相手の価値観を認めることが必要です。
本書によると、相手の多様な価値観を認めるために必要なのは「価値観」の引き出しを増やすことだそう。つまりは、善悪の判断の幅を広げ「戦わず、白黒つけず、グレーでいこう」という意識で関わることです。
自身の価値観を広げられれば、他人の価値観も包み込むことができるようになるでしょう。
相手を意識することで、「わたし」の輪郭がハッキリする
「他人の視線なんて気にするな」と言う人もいますが、「他人の視線や評価が気になる」ことは、実はとても重要な役割を果たしています。それは自分の存在を把握できるということ。「あなた」という他者が存在するからこそ、「わたし」が何者かが認識でき、自身の理解に繋げることが可能となります。
これから先も、他人からの評価が気になったり、他人に嫉妬してしまったりということは起こるはず。しかしそれは、自分が本当はどうなりたいのか、何が「あなたらしいことなのか」を知るチャンスになり得るでしょう。
本書の著者は心理カウンセラーであると同時に音楽療法家であり、「音」と言う観点からも生き方について語られています。気になった方は、ぜひ一度ご覧になってみては?
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