「好きなものを食べても太らなければいいのに!」
「忙しくても健康でいたい!」
このような思いは、性別に関わらず多くの方が持っているもの。
そんな人にピッタリな本が、ライフスタイルを大きく変えることなく実践できる『好きなものを食べても太らない・病気にならない帳消しメソッド』だ。
今回は好きなものを食べても健康でいるためのポイントや、体の不調も帳消しできる方法を書籍から学んでいきたい。
帳消しメソッド①:ベジファースト
「野菜から」食べ始めて帳消し!
著者である高橋弘氏は、ハーバード大学医学部元准教授で、麻布医院の院長も務めている人だ。
そんな高橋氏が提唱する「帳消しメソッド」の基本となるのが、好きなものを我慢しない代わりに食べる順番や一緒に食べるものを工夫することだ。
とくに覚えておきたいのが「食べる順番」である。
帳消しメソッドの基本「食べる順番」
- ①植物性食品(野菜やキノコ、海草類など)
- ②タンパク質(肉や魚などの主菜)
- ③糖質(ご飯やパンなどの主食やお菓子)
高橋氏は上記の順番に食べることを「ベジファースト」と呼んでいる。
たとえば、ファミリーレストランでステーキセットを食べたとしよう。
まず、食事の始めにはサラダを食べる。
そのサラダを食べ終えた後にステーキ、最後にご飯を食べる……この順番こそがベジファーストだ。
上記のようにベジファーストを心がけることで、食べ物の消化や吸収が緩やかになる。
さらに、血糖値の急上昇や糖質の過剰摂取が防げるのだ。
帳消しメソッド②:「食べても太らない」組み合わせ
肉食な人は「野菜」「キノコ」「海藻類」で帳消し!
食べ合わせについて、すぐにできる工夫を紹介したい。
牛肉、豚肉、鶏肉……とにかく肉が好き!という人は多いだろう。
肉類は、必須アミノ酸をバランスよく含んでいるため、体のタンパク質合成を促す理想的な食品といえる。
一方で、脂質も多く含まれているために、食べすぎると心臓病や脳卒中のリスクを増大させてしまう。
この肉類のデメリットを「帳消し」にするのが、野菜、キノコ、海草類だ。
食物繊維が豊富な野菜や海草類などの食品を食べることで、余分な脂質が体外に排出されやすくなる。
とくにキノコ類はがんを予防する作用も期待されており、「帳消し×がん予防」という一石二鳥な肉の食べ合わせなのだ。
帳消しメソッド③:肩こりを解消する帳消し術
「お風呂」「葛根湯」「白湯」で不調を帳消し!
本書では、食生活以外の観点から健康を守る方法も紹介している。
肩こりや腰痛は、同じ姿勢が続くことの多いビジネスマンの大きな悩みではないだろうか。
その解消法として高橋氏が実践し、推奨するのが「お風呂、葛根湯、白湯」の3点セットだ。
肩こりを帳消しする方法:#1 お風呂
肩こりを帳消しにするには、ぬるま湯に半身浴をするのがおすすめ。
肩こりを帳消しする方法:#2 葛根湯
入浴に組み合わせるとさらに効果が上がるのが、葛根湯だ。
葛根湯といえば、「風邪の引き始めに飲むもの」というイメージを持っている人も多いのでは?
実は、風邪だけではなく肩こりにも効果的なのが葛根湯なのだ。
肩こりに悩む人は一度試してみてほしい。
肩こりを帳消しする方法:#3 白湯
いくらぬるま湯といえども、15分ほど半身浴をしているといつの間にか多量の汗をかいている。
せっかく半身浴で血流が改善しても、汗をかいたまま放置してしまうと水分不足から血流が滞ってしまう。
半身浴後の水分補給や血流をよくするには、白湯がオススメだ。
白湯は温度が体温に近いため、水分が体に吸収されやすいといわれている。
また、とくに肩こりがひどいときには、少量の日本酒を飲むことも血流改善に効果的だという。
白湯で血行を改善したが、どうしても肩こりがとれないという場合は適量の日本酒を飲む方法を試してみるといいだろう。
この記事では『好きなものを食べても太らない・病気にならない帳消しメソッド』を紹介した。
野菜から食べ始めるベジファーストや、食べ合わせの工夫など、どれも今日から実践できる内容ばかりだ。
本書では、太りにくくするメソッド、免疫を整えるメソッドなど、多岐にわたって生活改善の方法を述べている。
病気を防ぎ、健康に生活したい方は、楽しく読める本書を手に取ってみてはいかがだろうか?
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