ラッシュ時の通勤電車ってホントに辛いですよね? 毎日電車で通勤されている方は相当なエネルギーを消費していることと思います。駅構内や電車内など、ストレスの発生場所は至るところに隠れているもの。そんな電車通勤を少しでも安全なものにしたいとは思いませんか?
今回は、今よりも安全・快適に電車を通勤するための『通勤電車の作法』という本をご紹介します。本書の著者は、片道2時間の通勤を20年以上続けた大ベテラン。自らを「電車通勤士」と名乗るほどです。きっと学べることがあるでしょう。
転落事故のシミュレーション
酔っているときや喧嘩に巻き込まれたときなどに起こりうる、転落事故には注意が必要です。線路に落ちてしまったときの対処法は、一度頭の中でシミュレーションしておくことをオススメします。
ダメージを減らす受け身の取り方、カバンを投げ捨てられる勇気、電車が寸前まで来たときにどちらへ飛ぶかの判断など、とっさに体を動かせるようにイメージしておくことが生死を分けるかもしれません。
冬場は連結車両部が暖かい
冬場の寒さ対策として知っておくと便利なのが「車両連結部付近の温かさ」。乗降用ドアから遠く、暖気がほどよく滞留しています。
また、「なかほどに運転台付きの車両を挟んだ電車」も冬場の快適車両の1つ。車両間を結ぶ通路がないため、空気の流れが少なくて温かいです。
ICカードは腕を伸ばしてタッチする
SuicaなどのICカードで改札機を抜けるときは、歩きながら腕を前に伸ばして改札リーダーに触れるようにします。肘をほぼ伸ばした状態だと、体の40~50cm前方で改札リーダーにタッチできるはず。
これくらいの距離的余裕があれば、もしエラーが出たとしても、再タッチ動作をスムーズに行えます。
えん罪事件の起きやすい「ワンクッション型痴漢」
電車内で起きる事件の中でも恐ろしいのが痴漢。そして、同時に恐ろしいのが冤罪です。冤罪の起こりやすい「ワンクッション型痴漢」は、自身とターゲットの間に事情を知らない第三者をはさみ、その後ろから手を伸ばしてターゲットの体に触るというもの。
ワンクッション型は犯人の特定が難しく、被害者も誰を犯人と名指すべきか迷う傾向があります。このタイプの痴漢を捕える際は、周囲の人々の助けが不可欠。1人では痴漢と間違われてしまう危険性があるので、2人以上で止めに入りましょう。
いつどんな事故やトラブルが起きるのかが分からないのが、電車通勤の怖いところ。1人1人の工夫や心掛けが快適な通勤環境を生むと信じて、これからの通勤生活も乗り切っていきたいところです。
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