履歴書を書くとき多くの人が重視するのが、「学歴・職歴」や「長所・短所・自己PR」の欄でしょう。一方、ほとんどの人が重視せず、かんたんに済ませてしまうのが「通勤時間」の欄ではないでしょうか。しかし、実際に勤務することになった時には、大きな意味を持つ情報であり、担当者は必ずチェックする欄と言えるでしょう。ここでは履歴書の通勤時間欄を書くときのポイントを3つお話しします。
1. 書くのは「最短時間」が原則
通勤時間欄に記入する数字の原則は「最短時間」です。ですから、自宅から勤務先まで、最速で到着した場合の時間を計算しましょう。「最短時間」なので、乗り換えにかかる時間は含まない時間を書くのが通例です。実際に勤務地まで事前に足を運ぶことができれば、その時に時間を計るといいでしょう。それができない場合は、それぞれの時間を調べて計算してください。なお表記は5分単位でするのが常識です。「計算したら42分だった」という場合は「40分」と記入しましょう。
2. 90分が通勤圏内の目安
一般的に90分が通勤圏内と言われています。ですから、それを超える場合は、面接で通勤時間の長さを指摘されることを想定しておいたほうがいいでしょう。その場合、担当者が気にするのは「こんな長い時間の通勤を毎日継続することができるか?残業に対応できるか?」ということです。現実的に長い通勤は難しい部分もありますので、引っ越し等の検討がある場合はその旨を備考に書くことをおすすめします。
3. 「0時間30分」か「時間30分」か?
通勤時間が30分だった場合、「0時間30分」と書くケースと「時間30分」、つまり「時間」のところは空けて「分」だけを書くケースがあると思います。「どちらが正しいのか?」と迷う人もいるでしょう。ここには明確なルールやマナーはありませんので、そこまで神経質になる必要はありません。見やすさを重視し、分かりやすいと思った方の記入法を選びましょう。
ここでは、履歴書の通勤時間欄の書き方を紹介しました。通勤時間は、一見ムダな欄に見えがちですが、必ず目を通す部分でもあります。しっかりと記載し、抜け落ちのない履歴書を作成しましょう。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう