大勢のオーディエンスの前で堂々とプレゼンをしたり、リーダーが沢山のフォロワーを上手くまとめたりする姿を見ながら、「自分も堂々と振る舞いたい」と思ったことはないだろうか。もし、心からそのような自分になりたいのなら、その近道は意識的な「振る舞い」にあるかもしれない。
身体の動きは心の動きを変える。
社会学者であるエイミー・カディの有名な動画がある。
彼女によれば、心の動きと身体の動きは双方に影響を与え合うため、ボディランゲージによって自分が考える「自分に対しての評価」も変化させることが出来るというのである。
つまり、自分に自信がなくても「自信のある振る舞い」をしているうちに、自然と自分に自信がついてくるという訳だ。
自分を変えるためにポーズをとろう
動画の中では両手を挙げるポーズが紹介されているが、より人前でやりやすいポーズでも良いかもしれない。
例えば、普段縮こまっている背筋を伸ばし、胸を張るだけでも効果はあるだろう。話す時にいつもより大きめのボディランゲージをすることで、堂々と振る舞えることもあるかもしれない。
身体を大きく広げる
動画の中でも紹介されているが、自信を持った動物は身体を大きく広げる傾向があるという。胸を張ったり、大きく腕を広げてみたり、大げさに動作をしてみたりすることは堂々とした精神状態につながるだろう。
真似をする
理想の姿をイメージし、まずは行動から理想に近づけることで、理想に近づくということも述べられている。まずは、イメージを行動に変えることから始めてみても良いかもしれない。
堂々と見える人間は堂々と振る舞うことから生まれる
この考え方は様々な場面で役に立つ。例えば、大事な打ち合わせの中で自分への自信が揺らいだ時には、わざと堂々と振る舞ってみて欲しい。普段よりもきっと自分の意見が言いやすくなるだろう。また、緊張状態によってうまく自分を表現できないと感じた時も、「精神状態は自分の振る舞いでコントロールすることができる」と知っていれば、その状態からすぐに脱出することが出来るだろう。
ステージで堂々と出来るような自信を持てる根拠を実績や経験によって得るのには長い時間がかかる。しかし、「振る舞いを変えること」だけなら大した時間はかからない。自分への自信はすぐに手に入れられるのだ。
自身の憧れである堂々と振る舞える人は、今はまだ遠くても決して遠い存在ではない。理想の自分になったつもりで振舞っているうちに、自分に自信が持て、それが現実になる日がきっと来るだろう。
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