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『「先延ばし」にしない技術』 「実行力」を高める3つの思考法

Manabu Kuramoto

2014/12/25(最終更新日:2014/12/25)


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『「先延ばし」にしない技術』 「実行力」を高める3つの思考法 1番目の画像
出典:www.flickr.com

 「いつでもできるから」と、時間的に余裕のある仕事をほったらかしにしてはいませんか? やるべきことを後回しにするクセがついてしまっていると、締切間近になって時間に追われながら作業をする羽目になり、余計に苦労することに。

 今回取り上げるのは、そんな行動習慣を変えるヒントがもらえる『「先延ばし」にしない技術』という本。この本から、実行力を高めるテクニックをいくつか見ていきます。

未来から逆算する「逆算スケジューリング」

 ささいなことでも逆算して計画を立てる習慣を身につけることで、逆算スケジューリングの熟達が可能です。

 例えば部屋の整理をするとき、あらかじめ最終的な期限を決めておき、期限から逆算して最終目標達成のためのポイントを探し出す。そして、今すべきことを選択します。

 本書によれば、小さなことでもトレーニングを積めば、キャリア管理のような人生の重要な局面にも効果的に応用することができるそう。人間関係でもビジネスでも、未来の時点から遡って見れば、現在の状況がはっきりと把握できるようになりそうです。

開始デッドライン / メールはスピーディーに

 実行力のある人には、「2つの締め切り」が存在します。それは「終了デッドライン」と「開始デッドライン」。メールを書いたり電話をしたりするときなど、日常の小さな仕事でも2つの締め切りを決めておくと良いです。

 また、メールに関してはスピーディーに反応することが重要。人は相手が迅速に対応してくれたとき、尊重されていると感じ、相手を信頼できる人だと判断します。中には
レスポンスが遅いと「無視されている」「侮辱されている」と感じる人も多いため、注意しましょう。

すべてが実験だと思えば人生は180度変わる

エジソンがふつうの人と違うのは、他の人が「経験(Experience)」と言うところを「実験(Experiment)」と考えた点だ。

出典:イ・ミンギュ (2012) 『「先延ばし」にしない技術』

 もしも、やりたいことがあるのに「どうせ自分はダメだ」と思ってしまうことが多いなら、そのまま諦めてしまわずに、その状況を実験だと考えることをオススメします。

 しっかり観察して仮説を立て、解決策を導き出し、実験してみる。何事も「実験」と思えば、行動にためらいが生じることも少なくできるかもしれません。


 作業にどれくらい時間がかかるかを推定し、「いつまでに始めるか」の締切日を設けることで、ギリギリになって仕事に追われることは避けられそうです。「時間が足りない!」と感じることが多い方は、本書の他の内容もチェックしてみてはいかがでしょうか?





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