手で何かを書く機会はめっきりなくなった。最近は、手書きをする機会といえばサインくらいだろう。しかし、昔からよく言われるように手を動かして書く、という動作はメリットが多い。実際、様々な分野の著名人たちが手書きすることを習慣にしている。
成功者の多くは手書きを活用している
ロンドンオリンピックでボクシング金メダルを取得した村田諒太選手が、ノートに過去のことを未来形で書いていたり、サッカーの中村俊輔選手が、小学校の頃から毎日の目標や練習メニュー、その感想などをノートに書き続けているなど、手書きを実践するスポーツ選手も多い。
さらに、「天地明察」で吉川英治文学新人賞を受賞した作家の冲方丁さんは、原稿でどうしても面白くならない部分に関しては、手書きで書き直しをするそうだ。手書きの方が新しい発想が生まれやすいのだとか。
手書きで「潜在意識を活性化させる」
手で書くという行為は、潜在意識を活性化させる働きがある。書くことで、そのイメージがより明確になり、結果に繋がりやすくなる。
また、「書く」というのは左脳を使う作業で、「考える」というのは感情を司る右脳を使う作業である。「考えていることを書く」ことは、右脳と左脳の両方を使うため、情報が整理しやすくなり、今自分がすべきことを客観的に見ることが出来るという効果もある。
まずは自分の理想を書くことから
「手書きと言われても何を書けば良いかわからない」という人は、まずは自分の理想を書いてみることを勧めたい。大切なのは、理想が現実のことになった時のことを考えながら、自分自身が楽しんで書くこと。理想の質は考える必要はない。とにかく自分の理想を言葉にして書いてみるのだ。
もちろん、理想を実現させるには努力が必要だ。しかし、自分の理想を明確にし、成功している姿がイメージ出来ていれば、確実に前へと進むことが出来る。
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