苦手な分野やこれまで取り組んだことのない難しいテーマの仕事には、不安や疑問はつきもの。そんな時、誰かに質問したいけど、誰に聞いたら良いのか分からない。又は、質問しても相手がそのことを知らなかった、ということもあるのではないだろうか。
できることなら、その分野に詳しい人に話を聞いて、問題をはやく解決したいもの。そのためにはどうしたら良いだろうか?
社内で専門分野の担当者を決めてポートフォリオを作ろう
効率よく問題を解決するためにおススメな方法は「専門分野の担当者ポートフォリオ」を作成すること。ポートフォリオとは、その人の能力を周囲に伝えるための自己作品集のことだ。これは紙媒体でもWEB媒体でも構わない。
出典:www.sugawara.ac.jp 例えば、デジタルに強い人、トレンドに敏感な人、法律に詳しい人、企画書を書くのが得意な人、などは自分の得意な分野の知識や技術を公開するようなポートフォリオを作成する。人はこれを見たときに、誰は何が得意なのか、どの人に頼んだらいt版良いのかをすぐに判断できるようになるだろう。この時、担当者のスケジュールや業務内容なども同時に観れるよう工夫するとなお良い。というのも、質問する側のスケジュールも立てやすくなるからだ。
専門分野ポートフォリオを作って共有するメリット
専門分野のポートフォリオを作って共有する事には、大きく2つのメリットが存在する。詳しく見て行こう。
①得意な人が明確になることで、問題解決が速くなる
それまでは、誰に何を聞けば良いのか分からず、悶々としている時間が存在した。しかし、社内の誰が何を得意としているのかが明確に分かることで、1人で問題を抱え込む時間が大幅に短縮されるはずだ。また、その人に聞けば、問題に対して的確なヒントをもらえるため、適切なファーストアクションを起こしやすくなるだろう。
②誰でも質問しやすくなり、仕事の質が上がる
社内全員にポートフォリオを共有することで、誰もが専門の人に質問をしやすくなるだろう。そのため、それまで苦手な分野も自分で何とかしていた人も、専門の人に頼りやすくなり、全体的に仕事の質が高く保たれるようになる。また、専門分野の担当者は多くの事例を目にすることで、自己成長や専門を究める事に繋げられるはずだ。
誰しも得意・不得意なことはある。不得意な分野を克服しようとする姿勢も必要だが、得意な人に上手く頼ることで逆に効率が良くなる時もある。それまで分からなかったり、「なんとなく」だったものを、ポートフォリオという明確な形で見えるようにしてみてはどうだろうか? それまでが嘘だったかのように、仕事の効率が上がるかもしれない。
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