注射はいくつになっても、痛くて嫌なものというイメージがありますよね。実際、予防接種の時の注射針は、歯医者の歯を削る器具と並んでトラウマになっている人も多いはず。しかし先日、ついに注射しても全く痛みを感じない上に安全な「針なし」注射器が開発されました。
針を使わずに気泡の圧力で薬を体内に届ける!
開発したのは、芝浦工業大学の山内陽子准教授率いる研究チーム。この「針なし」注射器は、既に市販されている針なし注射器と違い、筋肉や神経に傷を付ける心配のない構造をしています。
その仕組みとは、マイクロレベルの気泡の破壊力を利用して細胞を切開し、薬を体内に送り込むというもの。孔を空けるというと痛そうに聞こえますが、実際は4μmの範囲なので全く痛みを感じることは無いようです。
今後、さらなる改良を加え実用化を目指すという新型「針なし」注射器。これが普及すれば、注射が苦手だという人もいなくなるかもしれません。ぜひ、早急に普及して欲しいですね。
高速発射気泡による「針なし注射器」の開発に成功~マイクロレベルの気泡で高精度の試薬輸送を実現~
芝浦工業大学公式Webサイト。東京都江東区、さいたま市、東京都港区の3キャンパス。工学部、システム理工学部、デザイン工学部、大学院理工学研究科、専門職大学院(MOT)、さらに板橋区および千葉県柏市に併設中学高等学校を設置。大学案内、入試情報、キャリアサポート、生涯学習講座などをご覧いただけます。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう