店内に流れるやわらかなメロディ。おしゃれなカフェでのひと時が心地良いのは、軽快でどこか温かさを感じるBGM「ボサノバ」のおかげかもしれない。
今やカフェミュージックの定番となったボサノバは、クラシックギターやピアノにより醸し出される独特なリズムでどこか懐かしい温もりを感じる音楽。人はなぜボサノバの調べに魅了されるのか、ボサノバの名曲とともに紹介しよう。
ボサノバならではの爽やかなハーモニー
やわらかな和音と包み込むような優しいメロディの中に光る、軽快なリズムはボサノバならではの爽やかなハーモニーを感じる。
ボサノバの創始者として有名なアントニオ・カルロス・ジョビンの「Wave」は、まるで空気のように自然に溶け込む数々の楽曲が収録されている名盤。彼の演奏を聴いた誰もが理屈抜きの快適さを感じる1枚だ。
穏やかでやわらかな歌声
ボサノバには、穏やかでやわらかな歌声のシンガーが多い。肩の力が抜けた歌声は、聴いているうちに自然とリラックスしていくほどの心地良さを与えてくれる。
小野リサの代表作「The music of Antonio Carlos Jobim "IPANEMA"」は、リラックスした自然体な歌声と軽やかで爽やかなメロディが、ボサノバの空気感を体現した作品。ゆったりとした午後のひと時にぴったりな1枚ではないだろうか。
オリジナル曲とは一味違う表現がおもしろい
多彩なカヴァー曲があるのもボサノバの特徴。J-POPやロック、アニメソングなどの名曲をボサノバアレンジした楽曲は、オリジナルとは一味違った表現があり非常におもしろい。
SOTTE BOSSEの「moment」は、誰もが一度は聴いたことがあるJ-POPの名曲をボサノバアレンジした作品。クラシックギターの軽快なメロディと切なささえ感じる歌声がじんわりと心に響く。
カフェで過ごすひと時の、包み込むような心地良さがあるボサノバのメロディ。日々の生活にちょっとつかれた時は、やわらかなボサノバの名曲を聴きながらゆっくりと休憩するのもいいかもしれない。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう