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人事担当者であれば知っておきたい、面接をするときに重要な採用のコツ

Riko Kaneda

2015/01/02(最終更新日:2015/01/02)


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 人事担当者の重要な業務は、より良い人材を見抜き、採用する力です。では、面接で相手を見抜くために必要なスキルやコツはどのようなものになるでしょうか。ここでは、人事担当者に向けて、採用のコツを具体例と共に解説していきます。

1. 面接前後の態度をチェックする

 企業に応募があったとき、必要なのが面接です。面接では、その人がどんな人材なのかを正しく見極めることが重要ですが、見極めは面接の開始時間から始まるのではありません。面接に来るまでの態度からが見極めのスタートなのです。面接に来る人は自分の印象を良くするため、面接開始と同時に態度を改め、敬語を使ったり、ハキハキと話したりします。しかし、これでは普段のその人の内面を見極めるのは困難です。面接のマニュアル本には、良い印象を付けるための方法や好感を持たれる人物像が書かれています。書いてある通りに対応しているので、面接中に採用希望者が企業に与える印象は良くて当然なのです。

 人事に必要なスキルは、本来の希望者の姿を見抜く目です。例えば、自社に足を踏み入れる直前までの行動。面接が始まる前は気が緩むので普段の態度が出やすくなります。また、面接終了時はどうでしょうか。終わった安堵感から気が緩みがちになります。開始時間前と後にその人を観察することで、本来のその人の性格を見極めることができるでしょう。

2. なぜ自分の会社を選んだかを問う

 面接ではよくある質問ですが、なぜこの会社を選んだのかという理由は見極めに最適です。多くの人は事前に調べたであろう会社の概要を話しますが、これでは本質を見極めることができません。表面的ではなく、もっと深い志望理由を聞き出す具体的なコツとして、「あなたが入社したら会社にはどんなメリットを与えられますか」と質問してみることが適しています。この質問は、自社の業務内容を把握しているか、そして自分にできることを理解できているのかがチェックできます。業務内容を明確に理解しているのか、自分のスキルでどうやって貢献できるのかという本質的な部分を聞くことができるでしょう。

3. 自己PRでのセールス

 最後に、会社側の質問が全て終わったら自己PRをしてもらうのがベストです。自己PRでは、原則として何を話してもいいわけですが、時間が限られているという特徴があります。そのため、自分のアピールポイントをありったけ話せばよいわけではないということになります。短時間の中で自分の一番の強みをしっかり判断しなければならないのです。その人の価値基準やや、仕事に対する考え方も分かるでしょう。


 ここでは、人事における採用のコツについて紹介しました。採用のコツは、面接時間以外の行動を見ること、会社への理解を知ること、自己判断ができるかどうか見極めることの3つです。適正な人材を採用する方法として是非活用ください。

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