全ての仕事がやりがいがあって楽しい物であれば良いが、残念ながらそうでない仕事の方が多い。しかし、そんな仕事を後回しにしても量が変わるわけではないし、仕事の質を落とすだけ。そんな後回しの癖を直すために出来ることを紹介する。
「面倒だ」と感じるのにも理由がある
人はなるべく嫌な事は避けて通りたいもの。面倒だと感じることには、大きく3つの理由がある。
1つめに、時間管理ができず「まだ時間はある」と思ってしまっていること。時間を管理できていないと、時間が十分あると錯覚して余裕を持ってしまう。また、自分は短時間で仕事を完成させることができる、と過大評価してしまっている場合もある。
2つめに、失敗する事が怖いから手をつけたくないということ。仕事に対して「無理だ」「難しすぎる」と感じていると、実際に自分が失敗してしまうことを想像し、怖くて取り組めない場合がある。
3つめに、必要以上に完璧を目指してしまうということ。仕事を完璧にこなそうと思っていると、気が遠くなってやる気が出ず、後回しにしてしまう場合がある。高みを目指すことはもちろん大切だが、行き過ぎた完璧主義は逆効果となってしまう。
後回しをしない為に、改善すべき点5つ
この3つの「面倒」の原因を避け、後回しをしないために5つのポイントを紹介する。
①後回しをしたらどうなるかを考えて行動する
面倒くさいことを後回しにして後悔するのは、後々のことをイメージ出来ていないから。後回しをしたらどうなるかを事前に考えるだけでも、かなり行動は変わる。例えば、後回しにした仕事が溜まり質が落ちてしまうことや、納期を過ぎて周囲や顧客に多大な迷惑をかけてしまうことなど。今の面倒臭さと、後の影響を天秤にかけると、面倒臭さは和らぐ。
②スケジュール帳をこまめに確認する
なんとなく時間を捉えていると、実際より余裕があると感じてしまう。スケジュール帳には「この時期までには必ず仕事に取り組み始める」という開始デッドラインとその後の仕事の流れを具体的に記入して時間を管理すると良い。時間を視覚化して、こまめに確認する事によって、正しい認識を持てる。
③仕事の中身を確認し、優先順位をはっきりとつける
仕事の中には、多少後回しにしても大丈夫な仕事と、すぐに取り組むべき仕事がある。それを確認するためにも、その仕事は「何の為に」「いつまでに」「どのように」やれば良いのかを確認した上で、優先順位をはっきりと決めておくべき。
④不安になりすぎず、肩の力を抜く
大きな仕事を任されると、頑張りたいのにプレッシャーや緊張などの要因から後回しにしてしまうことがある。多少の緊張やプレッシャーは人を伸ばすが、負担がかかりすぎると、仕事のパフォーマンスに影響が出てしまうことも。あまり不安になり過ぎず、肩の力を抜いて取り組むことも必要。
⑤自分が集中できる環境を作る
音楽がかかっているなど少し騒がしい方が集中しやすかったり、逆に静かでないと集中できなかったりと、集中できる環境は人によって異なる。「なかなか仕事に集中できない」という人は、まず自分の集中しやすい環境を作ってみることから始めてみるといいかもしれない。
「面倒だ」と感じて仕事を後回しにしてしまっても、仕事が無くなるわけではない。むしろ時間が少なくなりさらに「面倒だ」と思うようになってしまう可能性が大きい。「面倒だ」と感じてしまう理由を自覚し、対策を打ってみてはどうだろうか。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう