長い時間働いていると、どうしても集中力が途切れてしまい、ただ時間だけが過ぎてしまうことも時にはあるはず。真面目に働いているからこそ、集中力が保てないと自分を責めてしまいがちだ。
集中力の持続時間は90分が限界。
一般的に、集中力の持続時間の限界は90分だと言われている。大学の講義や映画が90分なのもこの為である。人間の集中力は元々長く保つことができないもの。そのため、1日の仕事の中で「集中力が続かない」と感じるのは当たり前のことなのだ。しかし、効率よく仕事をするために集中力は必要不可欠。失ってしまった集中力を取り戻すためには、どうしたら良いのだろうか?
今回は、一度集中力を途切らせてしまっても、再度集中力を取り戻す為の方法を紹介する。
集中力を取り戻す為の5ステップ
集中力は一度切れてしまうと、なかなか復活しにくいもの。それを復活させるのがフォーカス・リインベストメントという方法だ。5つのステップに分けて、詳しく見ていこう。
①集中力が切れたことを認め、割り切る
まず集中力が切れたら、無理矢理仕事に取り組もうとするのではなく、集中力が切れたことを認めることから始める。そして、「切れてしまったのなら仕方ない」と割り切って、次のステップに進もう。
②取り組む仕事を具体的に把握する
取り組む仕事を具体的に把握すると、仕事に入り込みやすくなる。例えば、ただ漫然と仕事に取り組むのではなく、「何のためにやるのか」「注意すべき点はどこか」などを具体的に考えて取り組むと良い。
③集中力を途切らせる原因を出来るだけ排除する
集中力を途切らせる原因は、電話やメール、話しかけてくる人、体調など様々なものがある。その中で、自分が対処できることは予め対処しておくべきだ。例えば、連絡が来そうな相手にはこちらから連絡しておいたり、お腹が空きそうだったら少し食べておいたり、といった工夫が出来るだろう。
④「今から集中力を取り戻すぞ」と自分に宣言する
集中力が切れたことを認め、取り戻す為の一連の準備ができたら、心の切り替えが必要だ。言葉に出してでも、心の中ででも良いので、「今から取り戻すぞ」と言うことで、自分の気持ちが新しく切り替わる。
⑤仕事内容と優先順位を再度確認してから、仕事を再開する
やるべき仕事は1つではない。その中で優先順位を決めておかないと、1つの仕事をしている時、違う仕事に気が散ってしまうかもしれない。それを防ぐ為にも、今ある仕事の5W1H(何を・いつ・どこへ・誰に・何の為に・どのように)を確認して優先順位を明確にしてから、その時すべき仕事に取り組むと良いだろう。
もともと人間の集中力はそこまで長く続かない。「集中力をいかにして持続させるか」と悩むのはもうやめて、集中力をもう一度取り戻すという考え方をする方が良い。
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