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「できない」と言えずに無理していませんか? 信頼される人の上手な仕事の断り方

ryoka

2014/12/14(最終更新日:2014/12/14)


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「できない」と言えずに無理していませんか? 信頼される人の上手な仕事の断り方 1番目の画像
by Thomas Leuthard

 「断る」ことに苦手意識を持つ日本人は多い。

 「断ったら相手が気を悪くする」「断ったら自分の評価が下がる」。そんな不安を拭い切れずに、結局いつも相手の依頼を受け入れてしまう、なんて経験は誰しもあるのではないだろうか。それだけならまだいいが、その依頼を受けることによって、本来やるべき仕事に手を付けられない、なんてことになってしまうことにもなりかねない。

第3の選択肢「こうしたらできる」を身につけよう

 「できる・できない」で答えることが難しい時には「こうしたらできる」という提案をしてみることを習慣にしてみてはどうだろうか。

 例えば、「明日の朝までにこの資料仕上げてくれる?」と頼まれた時。「できません」と断るのが心苦しくても、第3の選択肢を心に留めていれば、「明日の夕方までなら仕上げることができます」「朝までなら、概要だけなら送ることができそうです」と答えることができる。

「こうしたらできる」を身につけると自分の力を発揮しやすい

 頼まれた仕事を断れずに無理をして引き受けると、普段しないようなミスもしてしまう可能性もでてくる。しかし、第3の選択肢を知っていれば、自分ができる範囲を相手に伝えることができるので、無理をしなければならない状況を軽減することが可能だ。

 自分が高いパフォーマンスを出せる環境を崩さなければならないことが減り、多くの仕事で自分の力を発揮しやすくなるだろう。

「こうしたらできる」を身につけると信頼される人になる

 「こうしたらできます」を伝えることは相手にとっても有り難い。相手にやってもらうためにどのような準備が必要なのかがはっきりするし、仕事が完全にできあがるのがいつなのかもわかる。

 また、断ってはいるものの「やろうとしてくれている」姿勢が伝わることも利点だ。相手は一緒に仕事がしやすいと思うだろう。それは、仕事相手からの信頼につながる。

「本物の頼まれ上手」は人間関係づくりも上手

 本物の頼まれ上手とは「何でも引き受けてくれる人」ではない。

 仕事をすべて引き受けたとしてもミスばかりしていては信頼を失うことに繋がる。できない仕事はきちんと断り、代わりにどうすればできるのかを伝え、相手に貢献できる人こそ、本当の頼まれ上手であるだろう。

 そして、一見できないと思える仕事に対しても、"こうしたら出来る"と自分のキャパシティを理解した上で前向きに伝えられる「本物の頼まれ上手」は、より良い人間関係をつくることもできるのではないだろうか。

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