自分では主体的に動いている「つもり」でも周りから見ると、言われたことをこなしているだけの人は意外と多いものです。本当の成長は「自分で」踏み出した小さな一歩の積み重ねの先にあるもの。毎日の仕事をこなしているだけではなかなか前に進みません。
自分のキャリアを人任せにするの?
頼まれた仕事をきちんとこなすことは決して悪いことではありません。また、上司に言われた仕事をそつなくこなしている人は、一見すると何の問題もなく、むしろ良い人材のように思えます。しかし、こうした仕事のやり方をしていると、無意識のうちに「言われたことだけやればいい」という思考に陥りがち。
自分の得意なことや、自分が能力を発揮出来るところは自分が一番よくわかっているはず。自分の強みの活かし方をわかっているのは、上司でも同僚でもなく自分自身です。そう考えると、言われた仕事だけをやっているのは、自分のキャリアを人任せにしているようなものです。
常に自分の仕事を更新し続けることが大切
実績を作って自分自身を成長させ、キャリア人生を充実させるために私たちに必要なこと。それは、「常に自分自身の仕事の価値について自問し、仕事を更新し続けること」です。自分を変えたいと思っても、急激に生まれ変わることは出来ません。ですからまずは、"ほんの少しでも良いから昨日とは違うことをやってみること"が大切です。
日本コカ・コーラなど名立たる外資系で財務、経営企画関連のディレクターとしてキャリアを築いた、川井隆史氏も著書、『外資系エリートが実践する「すぐ成長する」仕事術』の中で以下のように語っています。
更新するのは、「読んだことのない分野の本を読んでみる」「新しい仕事に対して、自分からやらせてくださいと手を挙げてみる」といった、ほんの些細なことで構いません。また、一日の終わりに「昨日と比べて自分は何が変わったか」を自問自答することで、自分の一日を客観的に評価する癖をつけることで忙しい中では自分の意識に留めておくことが出来ます。
もちろん、考え方や仕事への取り組み方は人それぞれで、正解はありません。しかし、成長という点で言えば、年や月という単位で考えていては不十分です。毎日少しずつでも成長し続ける必要があります。
貴重な自分の成長のチャンスを逃さないようにするためにも、昨日より少し成長してみることから始めてみてはいかがでしょうか?
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