ユニークな社員が面白法人カヤックの魅力をそれぞれの視点から語る「1人だけの会社説明会」。その第5回目となるイベントが11月1日(土)に開催された。
今回、登壇したのは新卒3年目のディレクター氏田雄介氏。会社には和服で出勤、特技は謎かけという、カヤックの中でも異彩を放つ氏田氏から見た、カヤックの姿はどのようなものなのだろうか?
会社でのミッションは「とにかくバズらせること」
氏田氏の仕事は、「とにかくバズらせること」。これまで様々な企画を手がけてきたそうだが、その中でも大きな反響があったものを紹介してくれた。
エイプリル採用2014
応募者が履歴書に嘘を書いてもOKという驚きの企画「エイプリル採用2014」。経歴詐称が問題となっていたところを逆手にとり、面白い嘘をつけれる人であれば優秀なクリエイターになるのではないかという考えから、4月1日限定で行われた。実際に700人ほどの応募があったそうで、インパクトのある採用活動として話題となったことが伺える。
アフィリエイト小説
氏田氏が個人で手がけた企画、アフィリエイト広告だけをつなげて小説を書くという試み。1.6万ツイートされるなど過去最高の反響を呼んだそうだ。
「面白い人よりも、面白がる人であれ」
(カヤックらしさ全開のユニークな取り組みも)
「面白法人カヤック」と聞くと、「面白い人が多い」というイメージがある。しかし、実際は少し違うようだ。氏田氏はこう語る。
「カヤックは面白い人ではなく、面白がる人が多い。普段、カヤックの社員がどのように面白がって働いているのかを話したいと思います」
ピンチの時ほど、面白く!
カヤックの「面白がる」文化を表すエピソードがある。以前、とある情報商材系のサイトに、社長の柳澤大輔氏の画像が無断で使用されたことがあったそうだ。削除依頼を検討するなどが普通の対応だろう。しかし、当の柳澤氏本人から「カヤックらしく面白く対応してくれ」とメールで連絡がきたそう。
結果、担当者がとった行動は……そう「面白がる」だった。カヤックはすぐに代表のプロフィールページを変更。名前やコメントの部分をそのサイトと同じにし、会社ぐるみで「面白がって」しまった。この対応には多くの人から賞賛の声があがり、カヤックへのアクセスは急増。その経験から氏田氏は「面白い仕事はつくれる」ということを身をもって感じたそうだ。
「仕事が面白くない……」と言うビジネスパーソンは多くいるが、それはもしかしたら環境のせいではないかもしれない。カヤックの文化のように、あなたが面白がる人であれば、どんな仕事も楽しめるようになるのではないだろうか?
「1人だけの会社説明会」ということで就活生の参加が多かったが、その内容はすでに働いている社会人に突き刺さるものだったように思う。
氏田 雄介氏 プロフィール
面白法人カヤック
どんな仕事してるの?生い立ちは?オススメの商品は?面白法人カヤック社員のプロフィールを大公開!
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こんな企画、おそらく日本初、いや世界初ではないだろうか。面白法人カヤックの「1人だけの会社説明会」で、カヤックを退社する社員が話をするという。カヤック人事部の方も「(退職者が話をするのは)最初で最後かもしれない」と言うほどだ。今回登壇するのは、エンジニアの衣袋(いぶくろ)宏輝氏。8月末日でカヤックを退職する。さすがの衣袋氏も、「退職する人が、会社説明会に出ていいんですか?」と人事部に確認したそう
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