「会社に不満はないけれど、本当にこれが自分のしたい仕事なんだろうか……」そんな悩みを持ったことはありませんか?
自分はどのように仕事をしていきたいのか考えることによって、目的意識を再確認することができ、自分の価値観と仕事に折り合いを付けることができます。
今回は、組織で働く人の心理学的側面について研究している金井壽宏氏の著書、『「このままでいいのか」と迷う君の 明日を変える働き方』から、仕事と上手く付き合う方法を見ていきます。
自分の「軸」を見つける
あなたにとって、仕事とは「行うのが辛い、義務づけられたもの」でしょうか、それとも「楽しめる、自ら進んでやりたいもの」でしょうか。
「好きなことを仕事にせよ」という主張はよく耳にしますが、それを実現するのは簡単ではありませんよね。多くの人が「生活のために働いている」という面を持っているものです。
だからこそ大切なのが、自分の「軸」を持つということです。
自分がどのような性格なのか把握し、好きなことを仕事にして打ち込みたいのか、それとも趣味は休日に楽しみつつ、仕事には楽しさ以外のものを求めるのかを考え、それを働き方の「軸」とします。
働き方は人それぞれなので、納得できる「軸」があれば、それはその人にとって正しい働き方となります。さらに、これを維持することで働き方がぶれなくなり、職場からの信頼も得られるそう。
やる気の調整法を身につける
長く仕事をしていれば、誰にでも意欲が無くなる時期は訪れます。そんな時でも、やる気を復活させる自分だけの「持論」があればすぐに対処できますよね。
やる気を取り戻すための枠組みには、緊張系・希望系・持論系・関係系の4つがあるそう。
緊張系とは、不安や心配、未達成の状態など、ネガティブな現状から脱出したいという気持ちによってやる気を出すものです。
希望系とは、希望や夢、目的など、実現させたい未来のイメージを持つことでやる気を出すものです。
持論系とは、どうすれば自分はやる気が出るのか、自分なりの理論を持つことでやる気を引き出すカギを見つけるものです。
関係系とは、自分を取り巻く環境の中に、やる気が左右される要因を見つけるものです。
意欲の湧かない時期が来たとき、この枠組みを意識しながらやる気を取り戻そうと取り組んでみることで、今後に活かせるやる気を出す方法を見つけることができそうです。
ここでは、『「このままでいいのか」と悩む君の明日を変える働き方』という本から、仕事との付き合い方についてのトピックをご紹介しました。
働き方の「軸」を見つけ、自分のことは自分でコントロールする。少しでも仕事について悩んでいる方は、一度実践してみてはいかがでしょうか?
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