みなさんは、救急車が何分で現場に到着するか知っていますか? 正解は、平均6分ほどです。しかし、それでも心停止を起こした人を助けるためには時間がかかり過ぎていると言われています。
そんな救急医療の未来をガラッと変えそうな医療用ドローンが登場しました。それが 「Ambulance Drone」。このドローンが救急医療をどう変えるか、少し覗いてみましょう。
心停止を起こし倒れている人を発見し、救急に通報すると、
現場に一番近い「Ambulance Drone」が出動!
この「Ambulance Drone」は最長12kmの範囲を飛行可能であり、現場から少し離れた場所に設置してあってもすぐに現場に駆けつけます。
そして、通報からおよそ1分ほどで現場に到着。
通報者は到着した「Ambulance Drone」を患者の元に運びます。
「Ambulance Drone」にはカメラとGPSが搭載されており、そのカメラ映像を見ながら医師が適切なアドバイスを提供。
さらに、このドローンにはAED装置も搭載されており、医師の音声指示に従って安全にパッドを患者に装着することが可能です。
装着が完了したら通常のAEDと同じく、電気ショックが流れ応急処置をします。
ドローンが人を救う時代になる?
「Ambulance Drone」は、オランダのデルフト工科大学の教師であるAlec Momont氏が製作したドローンであり、現在はまだプロトタイプの段階です。しかし、5年後までに1台2万ドルほどで発売する見通しを立てており、着々と開発が進められています。
命を救うためには最初の処置の早さがカギであると言われています。事故の可能性などから懐疑的な見方もあるドローンですが、こういった活用法であれば普及して欲しいですね。
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