出来れば、いつどんな時でも心に余裕を持って過ごしたいもの。とは言え、仕事をしていればついついイライラしてしまい、心に余裕を持てなくなってしまうこともありますよね。きっかけは些細なことだったとしても、余裕の無さから思ってもいないことを言ってしまったり、本心とは違う行動をしてしまったり......。このような行動を繰り返してしまう自分に嫌気がさしている方も多いはず。そんな方は、あえて他人に目を向けて見ると案外上手く行くかもしれません。
余裕がない時こそ、あえて他人に目を向けてみる
自分が辛くて困っている時、とにかく余裕がありませんよね。そうなると視野が狭まり、物事を建設的に考えることも、自分の立場を客観的に見ることも出来なくなってしまいます。こんな時こそ、あえて他人に目を向けてみてはいかがでしょうか?
たとえどんなに自分を客観視出来なくても、他人のことなら客観的に見ることが出来ますよね。自分の悩みに対してより、他人から相談を受けた時の方が状況を冷静に判断して、的確で思い切ったアドバイスをしてあげることができるはず。これは決して無責任な訳ではなく、相手のことを客観的に見ているからです。
相談相手にアドバイスをするように、自分のことを冷静に判断出来れば、心に余裕を持つことができますね。そのためにまずは自分の考えだけでなく、いろいろな考えを知る必要があります。他人に目を向けて見ると、自分に足りないものを探すヒントが見えてくるかもしれません。
他人に優しくすれば自分も幸せになれる?!
皆さんはセロトニンという脳内物質をご存知でしょうか? 脳内物質とは、脳内で分泌される感情を司る物質のことで、脳内物質の分泌の増減によってコントロールされています。そして、セロトニンは、やる気や意欲を出すために必要な脳内ホルモンの働きを助ける脳内物質。このセロトニンの分泌によって、精神的に満たされ、心に安らぎを感じられるそうです。意識的にでも他人に優しくすることで、このセロトニンの生成が促進されることがわかっています。
また、他人に優しくしていると感謝されたり、認められたりし、ますます自分の心に余裕が生まれます。心に余裕を持つために自分を必要以上に飾ったり、背伸びしたりする必要はありません。普段よりもほんのちょっと意識して他人に優しくしてみるだけで、きっと普段よりも心に余裕を持てるようになるはずです。
日頃の言動の小さな積み重ねがあなたの人格を形作っています。後々になって自分の取った言動を後悔したり、反省したりするくらいなら、その時をもっと大切にしてみましょう。その時を大切にすることが、あなたの成長に繋がっています。心に余裕が持てずイライラしてしまった時は、ぐっとこらえて、他人に目を向けてみてください。きっと今まで見えなかったものが見え、心に余裕が生まれてくるはずですよ。
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