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特許フリーの治療薬が開発中? 低価格、低リスクの治療薬でがん治療のあり方が変わる

hotaka

2014/10/29(最終更新日:2014/10/29)


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特許フリーの治療薬が開発中? 低価格、低リスクの治療薬でがん治療のあり方が変わる 1番目の画像
出典:pledge.indysci.org
 高齢化が進む日本でも、年々増えていくことが予想されている「がんの患者数」。医療技術の発展により、早期に発見されれば8割方治ると言われている「がん」ですが、患者の多くを悩ませているのは治療費の値段。

 1回の治療で5万円もかかるため、何ヶ月も通院したら多額の費用が必要になってしまうのが現状です。海外では、そんな現状を打破するため、とあるプロジェクトが誕生しました。

治療費の値段、副作用のリスクを抑えるがん治療薬の開発を目指す

特許フリーの治療薬が開発中? 低価格、低リスクの治療薬でがん治療のあり方が変わる 2番目の画像
by Jamiesrabbits
 プロジェクトの名前は「Project Marilyn」。治療費の値段、副作用のリスクを抑えるがん治療薬の開発を目指しています。アメリカのメリーランド大学で開発された「9DS」という薬剤を使用することによって、副作用のリスクを抑えることができるそう。

治療薬の値段を押さえる秘訣は「特許フリー」にあり

 治療費の値段はどう押さえるのか? 多くの人が気になるかと思いますが「Project Marilyn」は開発した治療薬を特許フリーにし、開発をオープンソースにすることで価格が安くなるとのこと。

 今まで治療費が高かった原因は、製造コストではなく、特許の保護によるもの。その特許を取り払うことで、これまで多額の費用がネックとなって、早期に治療を受けられなかった人にも治療の機会を与えられるように!

 テクノロジーの力によって、医療や治療の方法が大きく変わってきましたが、まだまだ医療業界はイノベーションが起きる余地はありそう。特許フリーのがん治療薬が今後、どのような影響を与えるのか、今後の動きにも期待したいですね!


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