「ビッグスリー(ゼネラルモーターズ、フォード・モーター、クライスラー)」は、長年アメリカの自動車産業を牽引してきたことで有名です。その3社は、リーマンショック等の様々な原因で経営難へ。それ以来ビッグスリーが市場で肩を並べることはありませんでした。
ビッグスリー、再び
クライスラーの親会社が上場したことで、米自動車ビッグスリー(ゼネラルモーターズ、フォード・モーター、クライスラー)が再び肩を並べることになりました。
政府による支援も
ビッグスリーの中には、国からの公的援助や国営化によって経営難を乗り越えた会社も。百億ドル以上の資金が政府から自動車メーカーに援助されています。
なぜ米政府は自動車産業に熱心なのか
ビッグスリーが好調であった20世紀初頭、アメリカは世界の自動車産業で圧倒的な優位を占めていました。アメリカ経済にとって自動車産業が不可欠なものになると同時に、アメリカ自動車が長い間「アメリカン・ドリーム」の象徴でした。
競争が激化し、以前より勢いを失ったビッグスリーですが、現在でも、ビッグスリーの世界シェアは25%以上を占めるほどです。アメリカ自動車産業の復活が期待される中、自動車産業がアメリカ経済の中で一定のプレゼンスを保っています。
クライスラーの復活は「リーマンショック」からの復活を象徴する出来事でした。今のアメリカ経済は、先行きが不透明と言われていますが、1つの明るい材料と言えるかもしれません。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう