西武ホールディングスやすかいらーく等、2014年は大型の新規上場が相次いでいます。以前から予想されていたLINEが上場を見送りましたが、それでも企業の上場熱がとどまることはありません。そんな中でもリクルートの上場はこの十年ほどの中で最大級でした。
リクルートが今年最大の上場へ
リクルートが時価総額約1.8兆円で上場を果たしました。これは、今年注目された西武ホールディングスの時価総額を上回る数値で、市場にもかなりインパクトのある上場でした。
なぜこのタイミングで上場?
現在の日本経済は株安。日本だけでなく世界全体が同時株安に陥っている今、なぜこのタイミングでリクルートは上場したのでしょうか。
その最大の理由は、「グローバル展開」であると言われています。上場の一番のメリットである「資金調達の拡大」を活かし、海外企業の買収を積極化するようです。
かつてリクルートは、紙媒体にこだわったためにネット領域で遅れをとったことも。ネットビジネスが多様化し競争の激化にある今、リクルートは過去の教訓を活かし、IT技術への投資を始めています。
今後の事業拡大が期待されるリクルート。峰岸社長が「1000億円以上の買収もあり得る」とコメントしたことからも、かなり大きな決断が見てとれます。今後、リクルートはどのような成長を遂げるのでしょうか。
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