ホリエモンこと堀江貴文が、メルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。この中でホリエモンは、研究職がクラウドファンディングを取り入れることで生まれる可能性について話しています。
最近ではクラウドファンディングも徐々に浸透し、個人でも資金調達ができるようになってきました。その一方で、実学志向が進み基礎研究などの学問は斜陽になっています。研究者がお金を集めるためには、どうすればいいのでしょうか?
「研究者もビジネス的思考を持とうよ!」
「 堀江貴文のQ&A vol.392〜研究資金の集め方!?〜」で取り上げた質問は、「堀江さんは、以前に科学の研究費もクラウドファンディングで集めるべきだと言っていました。日本には『acadmist』のような研究費獲得専用のクラウドファンディングがありますが、欧米に比べてまだまだ小規模です。日本にこのような研究費獲得法を根付かせるには、どうすればいいですか?」というもの。
この質問にホリエモンは、「クマムシ研究家の堀川大樹さんは、有料メルマガで研究費を集めているけど、これは小規模なクラウドファンディングと言えるよね。このような仕組みがもっと広まれば、支援者も増えると思う」と回答。
クラウドファンディングは、志を達成するためにネット上で不特定多数の人々から出資を募る仕組み。出資者に何らかの形でリターンを返すものや、何もリターンがない寄付型のものがあります。
堀川さんは有料メルマガで資金を集め、メルマガ内でその成果を報告しています。また、それだけでなくクマムシ博士という自身のキャラクターやクマムシのゆるキャラ化で、研究費を上手に稼いでいます。
ホリエモンは他の事例として、カイコに新しいシルクを作らせる研究をしている農業生物資源研究所の遺伝子組換え研究センターを紹介。カイコには男性ホルモンを強める作用が含まれているという説があるので、「この研究所だったらそれを利用して精力強壮剤のサプリを作って収益を上げればいいよね。これからは研究者も自分たちでどうやってマネタイズするか考えるべき」と話します。
ホリエモンは、現在の専門家の状況について「基礎研究にはお金が回りにくいけど、アピールの仕方次第でどうにでもできるんじゃないかな」と主張。堀川さんのメルマガのように、自分の研究の魅力を伝えてそれに興味を持ってくれた人が喜ぶようにリターンを返せれば、多くの人が専門的な研究に協力的になりそうですね。まずは、学問に関わる人にクラウドファンディングなどの仕組みを認知してもらうことが肝心なのではないでしょうか。
「 堀江貴文のQ&A vol.392〜研究資金の集め方!?〜」では、ホリエモンが最新の研究者の取り組みを紹介。最近では日本人3名のノーベル賞受賞も話題になりましたが、そうした地道な研究とは違った側面も見ることができる内容になっています!
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