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落ちこぼれのほうが成長するんだ。『一流になりたければ、エリートより落ちこぼれに聞きなさい』

Haruka Sato

2014/10/31(最終更新日:2014/10/31)


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by kohlmann.sascha
 どうも仕事が今までのようにうまくいかない…新たな壁にぶつかり伸び悩んだとき、あなたが相談しようとするのはどんな人ですか?

 多くの人が、自分の数歩先を進む 「デキる先輩」にアドバイスを求めます。しかし、いざ聞いてみると、その内容はとても自分にはできないようなハードルの高いことだった、あるいは自分に合わなそうなやり方だった…そんな経験があるのでは?

 今回紹介する 『一流になりたければ、エリートより落ちこぼれに聞きなさい』の著者、白柳雅文氏は、貧しい家庭環境などの様々な苦難を乗り越え、経営者となった人物です。

 そんな「どん底から成功者となった」著者の教える、 誰にでも実践可能な成功するための心構えを見ていきましょう。

人との関係性についての心構え

冠婚葬祭を大切に

 成功するためには、人間関係の構築が大切になります。人とのつながりでおろそかにしてはならないのが、この 冠婚葬祭、特に「葬」と「祭」だということ。

 日本には儀礼を重んじる風潮があります。そのため、冠=成人式、婚=結婚、葬=葬儀、祭=法事やお盆という、 この4つをしっかり行えて初めて一人前だという考えも少なくありません。特に、 死との向き合い方には人間性が表れるため、誠実な対応が必要となるそう。

相手を先回りする

 先回りをする目的は、相手の考えを読み、こちらに有利な状況を作ることではありません。ここで、相手を先回りするべきだとしているのは、 そのプロセスである相手のことを考え、尊重して動くということが大切だからです。

 当然ですが、自分の事情は相手には関係のないこと。 スケジュールなどを相手ありきで考えるということが肝心だそう。

認められたいなら相手を認めろ

 著者によれば、人の心を動かすための第一歩は その人を認めること。なにか相手に対する要求がある場合には、 まず自分がその人を認めると、相手からも承認されやすくなるようです。

 相手を認めることが習慣化すると、徐々に人のいいところを見つけるのが得意になります。これにより、ビジネスだけでなく生活全体において、自分が心地よくいられる環境づくりが可能になりそうです。

行動についての心構え

人のせいにしたり言い訳したりしない

 人のせいにしたり言い訳したりしない、これは本当に初歩的なことですが、もし 実践できれば人生は後悔のないものとなるそう。

 自分の心に正直に生きることで、それによって起きるのはすべて自分が望んだことの結果だと納得し、しっかりと受け入れられるようになります。このとき、他人のせいにしようという考えには至らなくなるとか。

 この心構えの実践によって、責任感のある信頼される人になるだけではなく、自身の人生を充実させることもできそうです。

人がやらないことをやり続けろ

 著者は、 「こういう人にだけはなりたくない」という人が身近にいるなら大事にした方がいいと言っています。それは、 その人がやらないことに自分の成長のチャンスがあるからだということ。

 言われたことしかやらない人には、他の人と同じ機会しか巡ってきません。また、誰に言われなくとも自ら良いことをしている人には、 必ずそれを認めてくれる存在が表れるそうです。

とりあえずやってみろ

 人生はいつでも初体験の連続です。年を重ねるほどに、新たなものへの挑戦は難しくなります。しかし、そこで躊躇して行動しなければ、チャンスを逃してしまうかもしれません。 わからなくてもとりあえずやってみる、これが成功の鍵となるそうです。

 もしそれがうまくいかなかったとしても、 「行動した」という事実が次の物事を動かすきっかけとなり、その先へ繋がっていくということです。目の前のことだけでなく、長期的な結果まで考えて挑戦していくことが必要になりそうですね。

  
 
 今回は、『一流になりたければ、エリートより落ちこぼれに聞きなさい』から、成功するための心構えを見ていきました。ビジネス上の付き合いにおいてだけではなく、日常生活でもこれらを実践することで、自分の人生をより充実させることができそうですよね。

 本書では、この他にも3つの心構えが白柳氏のエピソードとともに紹介されています。興味のある方は手に取ってみてはいかがでしょう。



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