- 目次
- +世界で語られてきた成功術
「成功したい!」それは、形は違えど誰しも持つ願いですよね。成功のメソッドの情報はたくさんありますが、「本当に成功する法則なんてあるのだろうか?」「根拠がないし効果的かどうかわからない……」と思ってしまいがち。
『「人生最高」の統計学〜自己啓発の名著50冊に共通する8つの成功法則』で提示されている法則は、 統計分析のプロである著者によって選び抜かれたものです。今回は、 数字に裏付けられた成功術を見ていきましょう。
世界で語られてきた成功術
ここでは、世界的に著名な50冊の自己啓発書から導かれた8つの成功術のうち、より掲載されている確率の高かった上位4つを紹介していきます。
1位:願望達成をイメージする・言葉に出す(掲載率36%)
最も掲載率が高かったのが、この 「願望達成をイメージする・言葉に出す」というものです。人には、2つの相反する内容を認知したとき、それを解消するような言葉・態度をとる傾向があるということ。
自分の願望が叶った状態をイメージすると、 現実と「仮想現実」とも言うべき 理想の間に矛盾が生じます。その 矛盾の解消に向けて、自然と願いが叶うための行動がされるようです。
具体的な実践方法として、
・毎日20分程度、願望が叶っていることをイメージする
・そのイメージを紙に書く
・その紙が視界に入るところへ貼付ける
ということが挙げられています。
2位:ポジティブになる・楽観的になる(掲載率32%)
2番目に掲載率が高かったのは、 「ポジティブになる・楽観的になる」というものです。ポジティブであることを心がけていると、深層心理にそれが刻まれ、自然とポジティブなことが起こるように行動するというメカニズムが働くそう。
また、 楽観主義の人は失敗にめげず努力を続けやすいため、そこで他の人との差が生じます。さらに、そのような人はストレスも貯めにくい傾向があり、 健康の維持も容易になるということです。
実践方法としては、
・ポジティブなことをイメージする・口にする
・ネガティブなイメージは追い払い、言葉に出さないようにする
ということが挙げられます。
3位:自分の直感や内なる声に従う(掲載率30%)
3番目に掲載率が高かったのは、 「自分の直感や内なる声に従う」というものでした。人の判断能力には じっくり考えて下す意識的なものと、 大量のデータを瞬時に処理し、本能的に適切な判断を下すものの2つがあるそう。
熟考の末の判断の方が良いと思われがちですが、それだけでなく 無意識まで含めた情報も取り入れた方が、より情報量が多くなり、総合的な判断が可能になります。
この実践方法には、
・迷ったら、自分の内なる声が導く方に進む
・問題が起きたときには、高次の自分とも言える潜在意識に答えを求める
ということが挙げられています。
4位:他人に奉仕する・与える(掲載率24%)
最後にご紹介するのが、 「他人に奉仕する・与える」というものです。他人に親切にするということは、それだけで 自分の幸福感を高めることになります。
このような自分への精神的効果に加えて、相手と自分の間に 「返報性の法則」が働きます。これは、人が親切や贈り物など、 何かしらの形で施しを受けたときに、そのお返しをせずにいられなくなるという心理傾向で、後々相手が自分のために動いてくれる可能性が大きくなります。
この実践方法としては、
・自分の持ち物、知識、愛を与える
・他の人への奉仕を第一に考える
ということが挙げられています。
精神的な充実と相手からのお返しの両方が得られるなら、一度実践してみる価値はありそうです。
今回は、『「人生最高」の統計学〜自己啓発の名著50冊に共通する8つの成功法則』から、掲載率の高い4つの成功法則を見ていきました。 多くの人に支持されてきた成功法は、人の心理効果に基づくなど、ロジカルなものが多いようです。
本書には、 これ以外にも掲載率20%を越える4つの成功法が書かれています。「根拠がないから」と自己啓発書を敬遠していた方も、一読してみてはいかがでしょう。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう