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まずは90日のプランから。忙しいあなたに『初速思考 30代で一気に突き抜ける人の集中戦略』

Haruka Sato

2014/10/27(最終更新日:2014/10/27)


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まずは90日のプランから。忙しいあなたに『初速思考 30代で一気に突き抜ける人の集中戦略』 1番目の画像
出典:picjumbo.com
 30代と言えば、男女ともに仕事や家庭環境の変化が多く、人生の分岐点ともなる大切な年齢ですよね。そんな慌ただしい時期においても成長し続けている人が、あなたの周りにもいるのではないでしょうか。一体、そのような人たちが活躍していく理由は何なのでしょう。
 
 30歳でSAPジャパン史上最年少で部長に着任、35歳で営業企画本部本部長に就任するなど、 「史上初」「史上最速」を代名詞として活躍する、 『初速思考 30代で一気に突き抜ける人の集中戦略』の著者、金田博之氏によれば、それを可能にするのが 「初速思考」だということ。今回は、「初速思考」とは一体何なのか、また、その実践方法をお教えしたいと思います。

初速思考とはなにか

 初速思考とは、 「見える結果をすぐに出す」ための思考法と行動法のことです。現代のような変化の激しい時代においては、何よりも スピード感が競争で優位に立つためには必要になります。さらに、ひとつひとつの仕事をスピードを持ってこなすことができれば、人よりも多くの経験・知識を得られますよね。

 また、 初速思考は連続・継続的なものです。スピードをコントロールし、「見える結果」を出して成功事例を作り、今度はその成功要因を分析して次につなげていく。このプロセスを繰り返すことで、成長し続けることが可能になります。これらのことが要因となり、「突き抜ける人」となることができるそう。

初速思考を90日で実践する方法

 では、実際にどのように初速思考を実践したらよいか、90日プランの立て方を紹介します。ここでは結果を出すことにこだわり、3つのフェーズに分けてアクションプランを作成していきます。

見切り発車で初速を高める(1〜30日)

 思い通りに行かないことを前提に置き、外してはいけないポイントを相談した上で、 計画の作成を6割程度であっても見切ります。そうすることで動き出しを早め行動量を増やすと同時に、余った時間を振り返りにあてることによって意味のある反省を生み出すそう。

 このとき、 言葉にしっかりと落とし込むことで、「曖昧な記憶」から「具体的な記録」となり、何気ない経験も蓄積され、次の行動に繋がっていきます。

分析によって加速する(31〜60日)

 次に行うのは、 成功要因のさらに詳細な分析とカテゴリー分けです。要因をシーン別、シチュエーション別にカテゴリーに分け、結果へのインパクトが最も強かったと思われる順に優先順位をつけます。

 この作業と同時に、 選んだ成功要因に行動を集中させていくことで、最初の30日よりも高い成果を出すことが可能になるでしょう。

成功をパターン化する(61〜90日)

 ここでは最初の30日と次の30日を踏まえ、 最も効果の高かった成功要因を見つけ、それをもとに最初に作った計画を修正します。これを繰り返していくことで、成功をパターン化し積み重ねていくことができます。

 新たに他の物事に取り組む際にも、 効果が感じられた成功要因を展開することで行動の再現が可能になり、効率よく進めることができそうですね。


 今回は、『初速思考 30代で一気に突き抜ける人の集中戦略』から、 より効率よく成長していく方法、「初速思考」を紹介しました。せっかく時間を使って考えたことをムダにしないために、著者は 言葉で記録することを推奨しています。その具体的な方法「1行記録術」や「事実と次の行動の結びつけ」についても書かれているので、興味のある方は手に取ってみてはいかがでしょう。



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