

仕事が上手く行かなかった時、もう一度やりなおしたいと思うことがありますよね。過去に戻れるわけではないし、簡単に解決できるものではないと思います。しかし、過去を振り返りながら新しい人生を切り開くことはできるでしょう。
今回ご紹介する『断言しよう、人生は変えられるのだ。』という本では、少しの視点の変化と意識の改善を行う方法が記されており、不安を取り除くためのヒントになります。では、具体的になにをしたらいいのでしょうか? 詳しく見ていきましょう。
あなたの見えている世界は理想?
あなたに今、見えている世界が、あなたの理想とする世界でなければ、それはきっとあなた自身に問題がある。
職場環境や人間関係など、いまあなたがいる環境が理想的かを確認してみましょう。仮に理想の状態でなければ、なぜそのような環境になってしまったのか自分自身を振り返ってみます。
全ての原因は周囲の環境のせいではなく、必ず自分の中にあると著者は述べています。そして、現在の自分と理想の自分の視点の違いを明らかにし、視点を変えてみる意識を持つことが重要だそうです。
本質を理解するためにワンフレーズに落としこむ
世の中の現象は複雑で、すべて記述しようとすると、本が何万ぺージあっても足りないものだが、それをワンフレーズに落とすことができるかどうか。(中略)ワンフレーズに落とし込む練習をしていくと、物事を本質的に理解する、考える習慣が付く。
視点を変えるためには、「本質はなにか?」と考えてみます。著者によると、本質を理解するためには、物事をワンフレーズに落としこむ練習をすると良いのだとか。例えば、一冊の本をたった1ページにまとめるようにするなど、難しい事ですが繰り返し練習することで、複雑な思考の中から本質を見極める力が付いてくるそうです。
ものごとの本質がわかり、ワンフレーズに落としこむことが出来れば、自分はこれから何をするべきか? と考えられるようになります。すると、視点の変え方や目標の立て方が明確になるでしょう。
言葉に付加価値をプラスアルファすることを意識
耳で聞いたら、すぐに口から言葉を発するのではなく、耳に入れて、頭で付加価値をプラスして返す、ということである。改善する方法でもいい。(中略)そうすれば、誰がどんな話をしても、不安はなくなる。
自分の中だけで理想を完結させるのではなく、人と接する時にも意識を変えていく必要があります。会話をするときに、反射的に言葉を返すのではなく「相手が何を伝えたいのか?」を考え、その答えに価値をプラスして話してみましょう。
例えば、議論をする時すべてに対して批判的になるのではなく、相手の意思を汲みとって改善策を提示するなどが良いそうです。
いま自分が立たされている現状を理解し、理想に対して本質的にどう働きかけたらいいのか視点を変えてみるだけで人生は大きく変わります。その為のヒントとして本書が参考になるでしょう。今回ご紹介したものだけでなく、人間関係を改善する方法なども解説されているので、ぜひ読んでみてください。
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