ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。ここでホリエモンが、近年しきりに叫ばれる「民営化」の良さを、身近な例を使って分かりやすく説明しています。
近年では、小泉改革での郵政民営化が記憶に新しい民営化ですが、どうして民営化を推進する声が多く出ているかご存知ですか?自由競争にした方がサービスの質が上がると言いますが、高速道路などの競合が存在しないと思われる市場の場合はどうなのでしょうか?
「国鉄のトイレって、信じられないほど汚かったんだよ?」
「堀江貴文のQ&A vol.383~国営はイケてない!?~」で取り上げた質問は、「民営化について質問です。鉄道や高速道路は過去に民営化されましたが、これらのサービスにはそもそも競争相手がいないのに、なぜ民営化でサービスの質が上がるのでしょうか?」というもの。
この質問にホリエモンは、「国営だと駅やPAの飲食店が公平に選定されません。民営化されて企業の経営陣が選定をすれば、自分たちの利益を上げるためにイケてる業者を選びます。また、鉄道や高速道路にも競合はいます。鉄道は他の私鉄や飛行機と、高速道路は一般道や高速バスと競合します」と回答。
国営だと利益を追求しようとしないので、自然とサービスの質は悪くなります。ホリエモンは、国鉄のトイレを引き合いに民営化でのサービスの質の向上を説明。国鉄の頃には驚くほど汚かったトイレが、JRになってからはずいぶん綺麗になったと話します。また、民営化によってPAやSAもずいぶん魅力的になりました。フードコートも充実し、各所ごとの目玉メニューもあるので、「最近ではSAが目当てで高速道路に入る人もいるよね」と、その変化に感動しています。
高速道路などの一見競合が存在しないように見える市場でも、マクロな視点で見てみると競合が存在します。高速道路を運営する組織は1つしかなくても、高速道路を移動のためのものだと考えれば、鉄道や飛行機などのすべての移動手段が競合になるんですね。そうしたユーザー目線での競合を意識することで、初めて本気でサービスを向上させる努力ができます。SAのために高速道路を使う人が増えたのは、駅弁や飛行機の機内サービスより魅力的なサービスを提供して、それらの客を高速道路に呼び込みたいと考えたからかもしれませんね。
「堀江貴文のQ&A vol.383~国営はイケてない!?~」では、ホリエモンがステーキけんなどの社長で知られる井戸実さんと、民営化によって世界のサービスがどのように変わったかを話しています。また、井戸さんが最近開いた焼き鳥屋「瀧口」で美味しい焼き鳥も堪能。「瀧口」は、既存の焼き鳥屋とは一味違った「ちょっとやらしい雰囲気」がコンセプトなので、デートや接待にも便利かもしれないですね。今回も盛りだくさんのホリエモンチャンネル。仕事の息抜きに、ぜひ見てください!
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