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『道は開ける』。学校では教えてくれない、人生の悩みを解決するための方法をカーネギーに習おう

Yudai Imamura

2014/10/08(最終更新日:2014/10/08)


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出典:picjumbo.com
 仕事が思うように進まない、上司に怒られるのが辛い、といった仕事上の悩みや、日常生活における人付き合いなど…。人は誰しも、何かしらの悩みを抱えて生きていると思います。しかし、こうした人生における悩みを解決するための方法を、あなたはこれまで誰かに教わった経験がありますか?

 学校では教わることのなかった、 人生の悩みを解決するための術。これを教えてくれるのは、「人間関係の先駆者」と称される、 デール・カーネギー。著書 「道は開ける」から、人生の様々な悩みを解決する方法を教えてもらいましょう。

今日、1日の区切りで生きる

諸君の生活のあらゆる部分で鉄の扉が過去――息絶えた昨日――を閉め出してゆく音が聞こえるでしょう。またもう一つのボタンを押して鉄のカーテンを動かし、未来――まだ生まれていない明日――を閉め出すのです。そうしてこそ、諸君は今日一日安泰です。過去と縁を切ることです。息絶えた過去など、死者の手にゆだねましょう……愚か者たちを不名誉な死へと導いた昨日など閉め出すべきです……昨日の重荷に加えて、明日の重荷まで今日のうちに背負うとしたら、どんな強い人でもつまずいてしまうでしょう

出典: デール・カーネギー (1999) 『道は開ける』

 私たちは、今日起こったネガティブな出来事を 翌日にも引きずりがち。しかし今日は今日、明日は明日で別の悩みが生まれるかもしれません。悩みは精神的な重荷となって、雪だるま式にあなたを苦しめることになるでしょう。

 昨日の重荷に加え明日の重荷まで背負ってしまうと、どんなにメンタルの強い人でもつまづいてしまいます。悩みを克服するためにも、その日の生活の中から過去と未来を閉め出してしまいましょう。 今日1日を生きることに集中する、これがカーネギーの教えです。

小事へのこだわりを捨てよう

私たちはしばしば、忘れてもかまわない小さなことがらのために、自分自身を台無しにする……私たちが地球上に生きられるのは、わずか数十年にすぎない。それなのに、一年もすれば忘れられてしまう不平不満を悩みながら、かけがえのない多くの時間を無駄にする。もう、ごめんだ。私たちの人生を、価値ある活動、感覚、偉大な思想、真実の愛、永久の事業のために捧げよう。とにかく、小事にこだわるには人生はあまりにも短すぎる

出典: デール・カーネギー (1999) 『道は開ける』

 カーネギーは、人生の悩みを断ち切る習慣の1つとして 「小事にこだわらない」を挙げています。私たちが抱える悩みの多くは、実は取るに足らない小さなことだったりするようです。そんなつまらないことに振り回されるよりも、 もっと価値ある活動に時間を費やすべきだ、とするのがカーネギーの教え。

 人生を楽しいものとするために、あなたが優先すべきことは何なのか、考えてみましょう。その 優先順位を設定することができれば、小さな悩みに左右されることはなくなるはず。短い人生、つまらないことのために時間を割いていてはもったいないですよ!



 人生において悩むことは、後の自分の成長につながるかもしれません。しかし、延々と悩み続けていてはあなたの人生を苦しめるだけだとカーネギーは教えてくれます。自分のやるべきことを明確にし、その日その日に集中して生きることができれば、悩みに振り回されることもなくなりそうですね。


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