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“考えるだけ”になってない?瞬時に意思決定するための『ゼロ秒思考』があなたの仕事スピードを変える

Yudai Imamura

2014/10/05(最終更新日:2014/10/05)


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“考えるだけ”になってない?瞬時に意思決定するための『ゼロ秒思考』があなたの仕事スピードを変える 1番目の画像
出典:picjumbo.com
 仕事をしていて何か問題にぶつかった時、解決策を1人で悶々と考えてしまう…こんな経験、あなたにもあるはず!1人で悩んでいるだけでは、その後の仕事も遅れるばかり。デキるビジネスマンに求められるのは、高い成果を、いかに早くこなせるかにかかっているのです!

 この仕事スピード向上のカギを握るのが、物事に対して 素早く意思決定する思考能力。今回は、その名も 『ゼロ秒思考』という本から、スピーディーに判断していく能力の磨き方を学びましょう!

「沈黙思考」から「ゼロ秒思考」で

 仕事スピードの遅さに悩まされている人の多くに見られる傾向は、上記にあるような1人でひたすら考えるばかりで、なかなか意思決定できない、というものでしょう。このような人達の思考のことを、著者は 「沈黙思考」と呼んでいます。ああでもない、こうでもない、と考えを巡らせるだけでは、いつまでたっても思考がまとまることはないのだそう。一方、著者が言う「ゼロ秒思考」とは次のような考え方を指しています。

思考の「質」と「スピード」、双方の到達点が「ゼロ秒思考」だ。ゼロ秒とは、すなわち、瞬時に現状を認識をし、瞬時に課題を整理し、瞬時に解決策を考え、瞬時にどう動くべきかを意思決定できることだ。迷っている時間はゼロ、思い悩んでいる時間はゼロとなる

出典: 赤羽 雄二 (2013) 『ゼロ秒思考』

 これを読んで、「迷ったり、悩む時間をゼロになんてできるの?」と思った人もいるでしょう。ではここで、ゼロ秒思考を磨くためのトレーニング法についてご紹介します。

「メモ書き」がゼロ秒思考を磨くコツ

 沈黙思考に陥ってしまう原因の多くは、自身の考えが凝り固まっていたり、複雑に考えてしまって脳内がショートしてしまった、というものでしょう。この状況を脱出するために著者がオススメしているのが 「メモ書き」。頭の中にあるイメージや、感覚といったものをまずは紙に書き出し、 全て言葉にしてみるのです。

 頭に浮かぶ疑問やアイデアを即座に書き留めることで、 頭がどんどん動くようになり、気持ちも整理されるようになるのだとか。沈黙思考にありがちな、 自意識にとらわれ悩むことが段々となくなっていくことでしょう。メモ書きにより、誰でもこの境地にかなり早く到達でき、自分でも驚くほど頭の回転が速くなるそうです。

 このメモ書きトレーニングは、 継続的に行ってこそ初めて効果が現れるもの。具体的な方法について、著者はこのように言っています。

メモは、タイトル、4~6行の本文(各行20~30字)、日付のすべてを1分以内に書く

出典: 赤羽 雄二 (2013) 『ゼロ秒思考』
 
 これを10ページ分、1日10分のトレーニングを3週間から1ヶ月行うだけで、あなたの脳内は劇的に変化するそうです。1ヵ月前にはもやもやとしていたことがウソのように、 言葉が明確に浮かび、アイデアが続々と出てくるようになるでしょう!



 意思決定の早さは、そのまま仕事のスピードに直結します。ただ考えを巡らすだけの沈黙思考はもはや時間のムダ。考えがまとまらないと感じたら、まずは書き出す習慣をつけましょう!毎日10分のメモ書きトレーニングで、あなたもゼロ秒思考を手に入れてみては?


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