女性の複雑な気持ちをなかなか理解できずに悩んでいる男性も多いと思いますが、どうやら女性も女性同士のコミュニケーションには想像以上に気を遣っているようです。
ガールズスタイルLABOの調査によると、「女性同士のコミュニケーションは男性とのコミュニケーションよりも気を遣いますか」という質問に対して、8割以上の女性が「はい」と回答しています。では、なぜこんなにも多くの女性が同性のコミュニケーションに気を遣っているのでしょうか?
なぜ、女性同士のコミュニケーションに気を遣う?
女性同士のコミュニケーションに気を遣う理由として、挙げられたのは以下のようなものです。
一般的に男性の場合は、解決策を求める目的でコミュニケーションを取るため、特別な理由がなければ集団ではあまり行動しません。一方、女性にとってコミュニケーションは感情を共有するためのものなので、男性に比べ仲間意識が強くなり、集団で行動することが多いです。男性は買い物やトイレに1人で行く人が多いのに対し、女性は誰かと一緒に行くことが多いですよね。また、男性同士でおそろいの服を身に付けている人はいませんが、女性には多いです。このように、女性は誰かと同じである、一緒にいることに安心する生き物なのです。
また、女性の脳構造は感情や生理的欲求を生み出す辺縁系が発達しており、男性と比べて直感的に感情を読み取ることに長けています。例えば、お母さんが赤ちゃんの泣き声を聞いただけで、オムツが濡れているのか、おなかが空いているのかがわかるのはこのためです。
女性は言葉の裏に隠された本心を直感的に読み取ることができるため、ちょっとした言動で仲間から外れないよう、気を遣う女性が多いという訳です。
女性のコミュニケーション、最大のポイントは「共感」
前述したように、脳の構造上女性は仲間意識が強くなりがちです。そのため、「私とあなたは違います」といった言動は女性同士の間では敬遠されてしまいがち。絶対に全てを相手に合わせる必要はありませんが、 ”共感”することは信頼関係を築く近道になるのです。
相談しているように見えても、共感を求めているだけの場合も多いのが女性の会話の特徴です。男性が女性に相談され、親切に解決策を提示したにも拘わらず、衝突してしまうことが多いのもそのためです。もちろん、本気で悩んでいて解決策を求めて相談している場合もありますが、女性の相談の多くは ”解決より共感を求めている”ということを覚えておくと、信頼関係を壊さずにコミュニケーションが図りやすくなることでしょう。
女性同士に限らず、相手の気持ちを汲み取り、周りに気を遣えることは仕事をする上でも大切なスキルです。女性同士のコミュニケーションでは特にそのようなスキルが非常に重視されるでしょう。女性同士の付き合いは難しいことも多いですが、大人なら適度な距離を保ちながら、円滑なコミュニケーションを心掛けたいものですね。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう