ビジネスマンが社会で成長していくためには、様々なスキルを習得していく必要があります。中でも重要視されているのが、 「問題解決力」と呼ばれる能力。「どうやったら契約がとれるのか?」「仕事のスピードを上げるためには?」など、絶えず降りかかる問題に対しどう対処していけばいいのかを考える能力のことです。
これから社会に出る新社会人の方は、どんなスキルよりもまず、この問題解決力を養うところから始めるべきでしょう。今回は問題解決力を理解するのに最適な、 『世界一やさしい問題解決の授業』という本をご紹介します。問題解決の定義について、著者はこう述べています。
これらのサイクルを速めることが、問題解決力の向上につながるのです。まず着手すべきは現状の把握ですが、ここで注意しなければならないのが、 情報の収集・分析を問題解決のゴールにしないようにすること。情報を集め、分析をするのは、あくまで その後のプロセスでより良い判断をするためです。何が何でも分析を完璧にする、ということではありません。分析することそのものにハマってしまい、目的を見失ってしまわないように注意しましょう。
また、問題の解決策を考える際のポイントは、 まず全ての可能性を受け入れることです。「そんな考えはありえない」などと、可能性に対し否定から入ることはNG。ブレーンストーミングを行う際も、一旦は 考えつくものすべてを洗い出してみましょう。そこから連想ゲームのように、面白いアイディアが思い浮かぶかもしれません。
この本は元々、中学生を対象に作られた問題解決のためのバイブルです。基礎的な内容が多いので、これからビジネスの世界に飛び込む新社会人には打ってつけの一冊。様々なスキルのベースとなる問題解決力の習得が、これからの社会人生活の手助けとなることでしょう!
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