海外投資家による日本株への投資が8月は5401億円の売り越しであったと発表されました。日本株の売り越しは、実に3ヶ月ぶりとのことです。
今回、日本株がたくさん売られた要因としては、4~6月期の決算発表が終わり、業績が良くない銘柄が売り出されたということがあります。また、ウクライナなどでの地政学リスクの高まりも、要因の1つです。
株について理解するにあたって地政学リスクについては欠かせませんが、そもそも地政学リスクとは何なのでしょうか。
地政学リスクとは、ある地域における戦争などの政治や軍事的な問題によって世界の経済の先行きが不透明になることです。一般的に、ある地域で問題が起きると、人々はそれを懸念し、株価は下がります。
今回のケースでいうと、ウクライナ情勢によって世界の投資家による地政学リスクへの懸念が高まり、株を売る動きに出たということです。
現在、日本の株は決して人気であるとはいえません。アベノミクスにより今の日本は円安となっているので、本来ならば株価が上がるはずなのですが、上昇スピードは鈍いです。
日本の株が上がらない理由として、増税後の景気回復が著しくないことがあります。海外投資家の姿勢が変わってきており、日本株買いの勢いは見られません。
8月は久しぶりに日本株が売り越しになりましたが、地政学リスクや不景気によるこの売り越し状態はしばらく続くだろうという見方があります。円安なのに株価が上昇しない今の日本の現状打破に期待です。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう