会社の制度として、毎日の業務の前に朝礼が行われているというオフィスも少なくないでしょう。毎日やっていると、早く終わって欲しい、と惰性で迎えてしまいがちな朝礼ですが、しっかりとした意味があるのです。ここでは、会社で朝礼をすることの意味を紹介します。
コミュニケーションの場としての意味
会社での朝礼は、日常業務では顔を合わせない人たちと顔を合わせることができる貴重な機会となります。同じ会社で働いていても、部署やフロアの違いから接点がない人たちとコミュニケーションを取るのは難しいもの。円滑なコミュニケーションが行われていなければ、社員間の意思疎通がうまく取れないため、トラブルが発生しやすくなります。朝礼で一同に会して「おはようございます」と挨拶するだけでも、同じ場にいるという体験ができ、連携が取りやすい職場ができるのです。
情報共有の場としての意味
朝礼では重要な情報の伝達も行われます。同じ内容であっても、メールよりも目の前で誰かが話したことのほうが頭に残りやすいのではないでしょうか。また、言葉だけではなく、そこに身ぶり手ぶりや口調、表情などの+アルファの要素が加わることで情報が印象深く伝わります。特に社員全員で把握しておかなくてはいけないような重要事項の伝達も、朝礼を行う意味と言えるでしょう。
意思統一の場としての意味
重要な伝達事項だけではなく、社員としての意思統一もまた、朝礼を行うことで図ることができます。どのような問題が起きているのか、それに対して会社としてはどのように対応していくのか、所属部署だけではなく会社としての方向性を全員で把握しておくことは大切です。会社の方向性について社員に共通認識を持たせることは、社員の士気を上げ、社員同士のコミュニケーションや協力関係を促すうえでも重要なことでしょう。
朝礼は、重要事項の伝達や士気の向上はもちろん、社員同士のつながりの強化や社員の意思統一を図ることができる素晴らしいコミュニケーション・ツールと言えます。朝礼をただのつまらない場と感じるのではなく、意味を理解して、積極的にコミュニケーションを図ってみてはいかがでしょうか。
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