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『サムスン式 仕事の流儀』5年で一流の人材になるサムスン社員の仕事法とは?

Yudai Imamura

2014/09/13(最終更新日:2014/09/13)


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by Janitors
 韓国最大の企業であり、世界的にも有名なサムスン。韓国内GDPの22%を占めているという超巨大企業を支えているのは、社員の働き方にありました。 ”5年で一流の社員になる”と言われているサムスン式仕事法とは、どのようなものなのでしょうか?その答えを示しているのが 『サムスン式 仕事の流儀』という本。”5年で一流になる”というサムスン式仕事法の根拠は、 「一万時間の法則」と呼ばれるものにありました。

「一万時間の法則」というものを知っているだろうか。一日三時間ずつ一〇年間取り組めば、その分野の仕事に「精通」し、誰もが認める専門性を身につけることができる、という意味だ。これを一日三時間ではなく六時間にすると、「一万時間」に該当するのは、ちょうど五年目ということになる

出典: ムン・ヒョンジン (2012) 『サムスン式 仕事の流儀』

 仕事に精通し、ずば抜けた成果を挙げるためには、 入社後の5年間の使い方が大切なのです。そのためには日々の一つ一つの 作業スピードを速めていく必要があるでしょう。この、仕事の作業スピードにこだわっているサムスンでは、次のような ”ルール”を設けています。

サムスンでは仕事のスピードアップのために、退社前にその日の報告事項を整理して上司にメールを送る。こうして最終報告メールを送っておいて退社すれば、業務はストップしない。夜、役員がメールを開き、考え判断する時間ができることで、業務は「進行中」の状態になる

出典: ムン・ヒョンジン (2012) 『サムスン式 仕事の流儀』

 しかし、作業スピードの向上だけが、サムスンの仕事の流儀ではありません。仕事を円滑に進めていく上で大切となってくる要素の1つは、職場内の人間関係。皆さんの中には、 上司とのコミュニケーションに悩まされている人も多いのではないでしょうか?サムスンでは、上司との対応における 鉄則があるそうです。

 上司との関係を考える時は、まず 「自分がしたいようにできる状態」を期待したり、望んだりしないのがサムスン流。どんな状況でも上司に反発したり、食ってかかったりせず、ハード・トレーニングなのだと受け止めましょう。自分が社長でない以上、また会社を辞めるわけではない以上、「 上司」の問題はビジネスパーソンが背負っていく永遠の課題である、という認識を持っていれば、必要以上に上司とのコミュニケーションに悩むことはなくなるはず、という考え方です。
 
 この本では元サムスン社員による、一流ビジネスパーソンとなるためのサムスン式仕事法について学ぶことができます。ビジネスマンとして大きな成果を挙げられるかは、入社してからの5年間に懸かっているようですね。同期の社員よりも大きくリードしたい、というビジネスマンはグローバルに活躍しているサムスン式の仕事法にチェンジしてみてはいかがでしょうか?


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