人気に火が点く道の駅が最近、出てきています。栃木県にある「道の駅もてぎ」は昨年度の売り上げが7億円を超えて、過去最大を更新しました。
そんな中、政府の取り組みによって、これからさらに人気の道の駅が増えそうです。
国交省は、道の駅について経費を助成して発展を促す方針を決めました。対象となるのは積極的な取り組みが行われている数十ヶ所の駅です。
トイレやお土産等を置く販売店があるのが一般的ですが、これがさらに発展することになる予定です。具体的には地元名産品の免税店を設けたり、診療所を設置したりなど観光や福祉の機能を強化がされて地域によっては観光の核となるでしょう。
道の駅を発達させようとする政府の意図は何なのでしょうか。
アベノミクスの柱として、「地方創生」があります。地域活性化を安倍総理は掲げており、今回の道の駅への経費助成も地方創生の一貫なのです。
地方創生により、都会ばかりが極度に経済発達している日本の現状を打破すると共に地方の人口減少に歯止めをかけることを目指しています。
国交省は地方創生のために地方の観光に力を入れており、今回の道の駅への経費助成以外にも政策を施す予定です。
地方創生の一つとして、国交省は「広域観光周遊ルート」を創設することを決めています。ルートは複数の都道府県を跨り、温泉や文化遺産を巡るものとなる予定で、外国人観光客の増加と地方への拡散を狙います。
広域観光ルートには道の駅も組み込まれ、外国人向けに多重言語表示やWi-Fiの設置がされる予定です。地方創生の下、これから道の駅の人気はさらに広がりそうですね。
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