

独高級車メーカー、アウディの日本での販売を手掛けるアウディジャパン(東京)は26日、2016年にディーゼルエンジンの乗用車を投入する計画を明らかにした。欧州では、排出ガスに関する技術などを向上させた「クリーンディーゼル」が普及しているが、「国内でも市場が育ちつつある」(大喜多寛社長)と判断。ガソリンより安い軽油を燃料に使うディーゼル車を加えて販売拡大を狙う。
ドイツの車メーカーであるアウディが、2016年より日本国内にてディーゼル車を販売すると発表しました。
以前の日本において、黒い煙や臭い、うるさいなどディーゼルエンジンへの悪いイメージが付着しており普及はしませんでした。
しかし近年、欧州ではすでにディーゼル車は普及しており、日本でもその流れが見られます。
マツダは2014年9月9日、新世代技術「SKYACTIV」に基づいて開発したクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」搭載車の国内累計販売台数が10万台を突破したと発表した。2012年2月発売のSUV「CX-5」に導入して以降、約2年7カ月での達成となる。
アウディは2016年よりディーゼル車を投入予定ですが、日本国内の幾つかのメーカーは既にディーゼル車を生産しており、好調のようです。今月9日には、マツダの生産するディーゼルエンジン搭載車の販売台数が10万台を超えたと発表がされました。
技術向上により開発された現代のディーゼルエンジンは「クリーンディーゼル」と呼ばれ、様々なメリットがあるとされています。
■クリーン・・・ 粒子状物質(PM)や窒素酸化物(NOX)などの排出量が少ないクリーンディーゼル車は ※「ポスト新長期規制」という排出ガス規制の基準に適応したエコカーです。 ディーゼルの排出ガスが黒煙をあげていた時代は終わりました。
■パワフル・・・クリーンディーゼル車の力強いトルクは、どんなシチュエーションでも思いのままに加速することができ、ドライビングの楽しさを実感できます。
また、力強さに加えて静かでスムーズな走行感は、ストレスのない長距離ドライブを提供します。
■エコノミー・・・クリーンディーゼルエンジンはガソリンエンジンと比較して約30%燃費が良く、さらに安価な軽油を燃料とすることで、走行コストを節約することができます。
また、自動車取得税、重量税の免税や、クリーンディーゼル自動車導入費補助金など、さまざまな優遇を受けることができます。
クリーンディーゼルの魅力はやはり、コストの低さでしょう。燃料が安価である軽油である上に、ガソリンエンジンよりも約30%燃費が良いのです。
また、環境にも優しいことも大きな魅力。燃費が良いのでCO₂の排出量が少なく、欧州ではディーゼル車はエコカーとして認識されています。黒い煙やうるさい音を出すことも無くなったので、以前の悪いイメージが払拭されつつあります。
今後、アウディのようにディーゼルエンジンに対応した車を生産するメーカーは続々と出てくるでしょう。減税や補助金など制度も充実しつつあるので、ディーゼル車の普及はさらに加速する見込みです。
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