物事は慣れだしてくると、基本を疎かにしてしまいがちですが、その中でも基本に忠実な人は高い成果を挙げているものです。それはビジネスの世界でも同じ。ゴールドマン・サックスやマッキンゼー、ハーバード・ビジネススクール(HBS)などにいるエリート達の多くは、ある「基本」を大切にしているそうです。 『世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?』という本が、エリートが忠実にしている「基本」とは何かを教えてくれます。
エリートが大事にしている基本の1つ、それは 人との「つながり」に投資すること。たまたま何かの縁で知り合った友人との関係が、将来どのように発展していくかを見越すことはできません。利害関係を越えた何かのつながりを信じることで、点と点がつながり結果として人間関係は発展するもの。そのためには日頃から分け隔てなく、幅広い人間関係の構築を意識しましょう。
しかし忙しいビジネス社会、どのように人間関係を広げていけばいいのでしょうか?社外交流に意識的に取り組むマッキンゼーのコンサルタントによれば、社外ネットワーキングを効果的にするためには3つのコツがあるそうです。それは 「1週間に最低1回の時間を確保する」「信頼する友人・知人を介して人に会う」「ピンときたら即会う」。忙しさを理由に人間関係の構築を疎かにしていては、大きな成功につながるビジネスチャンスを呼び込むこともできません。限られた時間を有効に使い、ネットワークを広げていきましょう。
自分の内面と外見を磨くことも、エリートが実践している基本の1つ。例えば、彼らは 正解のない問題を考えるクセをつける訓練を積んでいます。HBSでは、全ての授業で企業や国などといった組織や、個人の現実課題を取り上げ、ディスカッションをしているそうです。教授は「正しい答え」を一方的に教えず、学生自らの気付きから議論を導いていきます。ビジネスの現場では、「正解のない問い」はたくさん転がっているもの。日頃から世の中の現実課題に目をやり、自分なりの解を見出す努力をすることが、ビジネスパーソンとして成果を出すには重要なのです。
この本では、世界で活躍するエリートが忠実に実践している「基本」を学ぶことができます。高い成果を挙げる人ほど、基本に忠実。ビジネスマンとなった時に何を大切にすべきかがわからない、という方も、この本にある基本を押さえておけば問題ないでしょう!
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